【韓国・日本】実は俳優じゃなくて音楽でデビューしたんです
今回は、実は音楽で芸能界デビューした俳優たちを紹介します。
確かに彼らは俳優でいるときの方が、需要が大きいのかもしれません。
ただそれは、彼らの音楽的才能が広く認知される機会が少なかったからではないでしょうか。
この記事をきっかけに、皆さんが彼らの音楽活動に興味を持っていただけたら幸いです。
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1.ONE(Jung Je-won/정제원)
韓国のラップバトル番組『SHOW ME THE MONEY(略称:SMTM)』に出演し、そのルックスとラップの上手さで一躍人気になった韓国人ラッパー。
黒髪の青年がONE↓
人気ヒップホップレーベルAOMGに所属するGRAYとSimon Dominicはプロデューサーとして参加。
実はこの番組に出演する前は、のちにProduce101で人気に火が付いたKim Samelと1PUNCHというユニットを組んで活動していました。
彼はその後、韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメントに所属することとなり、SMTMに出演したのです。
できるだけ楽曲製作に参加したいという意思を見せていたということもあり、優秀なクリエイターが集まると評判のYGの下での活動に期待を寄せていたことでしょう。
YGの見立て通りか、SMTMを通して広く知られるようになった彼は、自身2回目のデビューに勢いづいていました。
しかしながら、実際はデビューしてもその後の楽曲リリースは少なく、あったとしてもルックスを生かしたアイドル路線でした。
一方で、俳優としての活動が増えていくようになりました。
歌ってないのにYG所属歌手のMVには出演↓
もともとYGに入る前から自作するほど音楽活動をしたかったONEにとって、この環境は望ましいものではなかったように思います。
そのためか、2018年はYGとの契約を延長することなく、現在までフリーで活動しています。
YGを辞めてから作った曲が、YGにいた頃の音楽と全然違うのがおもしろいです笑
YGにいた頃は、爽やかアイドル系↓
フリーになった近年はグレたワイルド系↓
そうそう。
こんな自由なONEが見たかったんですよね!
なにがあったんだ!という感じですが、分かっている人には分かっています笑
しかしそれでも!
まだ期待していたように本格的な音楽活動はなされない…
俳優活動ばかりで…
ついにはドラマにK-POPアイドル役として出演するという…
確かに違和感ないんだけど。
なんか、複雑ですね。
人気出るのはいいけど、これは彼の本意なのか。
2.ソ・イングク(Seo In-guk/서인국)
彼に関しては、もう…歌手としてデビューした過去が忘れられているのではないでしょうか。
特に日本のにわかファンは知らなさそうな。
彼の芸能界デビューは、2009年の音楽オーディション番組『スーパースターK』で優勝したことがきっかけ。
深めの落ち着いた声で、肺活が安定した伸びのある歌唱が魅力。
だから、バラードはもちろん素晴らしいのですが、ポップミュージックにも併せられる歌唱力が、唯一無二の歌手である特長なんです。
ポップミュージックなのに一音一音が弾けない滑らかな声の連なりが、なかなか心地よいのです!
この路線で推せなかった当時の所属事務所Jellyfishが非常に残念↓
しかし、いつの間にか俳優業がメインになっていきました…
確かにこの方、若手俳優の中では演技力ある方だと思うんです、私も。
演技力というか、普段から既に何面性をも操っているオーラが凄くあるんですよ。
日本タイトルが本当にミスリードなドラマ↓
詐欺師が徴税に協力する話だが、滞納者とのバトルが痛快!
私としては、彼の多彩な表現力があるからこそ、もう一度、歌手活動を本格的に再開してほしいと思うのです。
3.渡辺大知
2018年に活動休止したバンド・黒猫チェルシーのボーカル。
音楽活動中も俳優業をしていましたが、バンド活動休止後は、俳優活動が中心となっているようです。
個性派俳優として癖のある映画やドラマに起用されることが多かったですが、近年はNHKの連続テレビ小説をはじめ、スタンダードな人気ドラマ枠に起用されることも多く、広い世代に知られる存在となっています。
又吉直樹さん執筆のエッセイが原作↓
私としては、チェルシー時代の素の歌唱が好きだったので、本格的な音楽活動の再開をも期待しています!
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以上、音楽活動でデビューしたのに現在は俳優活動がメインとなっている俳優たちを紹介しました。
女性も紹介したかったのですが、なかなか既に女優としてデビューしている方が歌手活動もしているパターンが多くて。
ミュージシャンも俳優も、共通点は表現者であること。
どちらの舞台であっても、表現者としての彼らに期待ですね!