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AIはおもしろい|テクノロジー月間後半戦特別授業レポート
※この記事は2020/02/22の投稿の再掲載です。
AI月間、2週目はアノテーションを行いました!
アノテーションとは、画像などあらゆる形態のデータにタグを付ける作業のことです。
このアノテーションは単純作業でありながら、AIの学習結果に1番響いてくると聞いて、一枚一枚の画像を丁寧にタグ付けしました。
学習結果を大きく変化させる作業であるということは実際にやって感じました。
また、僕のグループでは「出席確認のための動作をしない人がいる」ということを課題にあげ、AIの「物体検出」を用いて解決することを考えました。
そのために何百何千もの友達の顔を360度、色々な方向から撮影したのでデータ数が多くかなりの時間を使いました。
次にアノテーションした画像をもとにAIに学習をさせました。
AIに学習させた結果、学習の精度が分かりました。
僕のグループは学習の精度が80%でした。
しかし、顔は認証されていても検出結果が違うという事象が一部のデータで発生し考察した結果、データ数が多くても、そのバリエーションが少なければAIがしっかりと顔を判断しないという事が分かりました。
それぞれのグループがAIの学習と分析を行い、それをもとにプレゼンの準備を行いました。
そして3週目はいよいよ発表です!!!
Gridの会社の方、取材の方、ルークスの教職員の前で各グループがプレゼンを行いました。
この中の2つのグループを紹介します。
『ワスレモノウォッチャア』
このグループでは「忘れ物が多い」ということを課題にあげました。
そこで、忘れ物認識して分類してSLACKに投稿するという解決方法を考えました。
これにより、忘れ物した人は自分の忘れ物を見つけることが出来ます。
また、忘れ物を管理する人の作業を楽にすることが出来ます。
『ノーライン』
このグループでは、トイレの混雑状況が教室から把握できないということを課題にあげました。
解決方法として、トイレの入り口にあるスリッパをカメラが認識して教室にライトをつけ、トイレの入室状況を教室からでも認識できるようにする方法を考えました。
トイレの並ぶ時間を省くことが出来たりトイレを待つときの足の負担を減らすことが出来ます。
ノーラインというプロジェクト名には、トイレに並ぶ列を無くす、という意味が込められています。
各グループの発表に、Gridの前原さんと中村さんが講評をくださいました。
その後、前原さんから今までの授業の振り返りがありました。
前原さんはAIを学生に知ってもらう、身近に感じてもらうために今回授業をして下さいました。
今回高校生に授業を行うということで、プログラミング未経験者にも分かりやすいよう専門用語を少なくしたり、身近な事例を動画や写真を多く入れて説明して下さいました。
今後はもっと多くの高校生にAIの仕組みを教えたり、もっとAIを身近に感じれるような授業を行いたいそうです!
最後に、この3週間を通して感じたこと。
AIについて、僕はニュースなどを通して良い印象よりも悪い印象を持っていました。
しかし、今回学校内の課題を解決するAIの開発を行い、事務の方々の仕事が楽になったり、自分達も出欠確認のための動作を しなくて済むようになるなど、様々な面で様々な人にメリットがあることが分かりました。
また、AIを身近に感じる事が出来ました。
今回の授業を糧に、あらゆる場面で活躍する様々なAIについて調べ学びたいと思いました。