「AIの活用方法を知り開発を楽しむ」テクノロジー月間Week1特別授業レポート
※この記事は2020/02/10の投稿の再掲載です。
こんにちは。1期生の天晴(てんせい)です。
今月のPDL「テクノロジー月間」の授業をレポートします!
9月「AIを使って渋谷をイノベーションする」をテーマに行ったアイディアソン合宿でもAIについて教えて下さったグリッドさんに実際のAI技術や開発を教えていただきます。
グリッドさん(株式会社GRID)は、AI開発プラットフォーム「ReNom」の運営やAI教育にも力を入れておられます。
1日目
AIの歴史や、活用事例、またどんな学習方法があるのかについて学びました。
身近なAIについてグループになってみんなで考えたり、もしAIがなんらかの原因で事故や事件を起こした場合に誰に対して責任があるのかを考えました。
AIの活用による未来について考えるワークがあって楽しかったです。
AIの活用事例の中で「画像認識」という技術が現在一番伸びているということを学びました。
画像認識とは、画像・音声などにあるデータの中から、一定の規則を持つものを選別して取り出す処理です。
この画像認識をAIに学習させる方法は
データ収集→前処理→アノテーション(タグ付)→学習→評価→再評価
の順番で行います。
授業では、実際にアノテーションを行い、画像に”ネコ”というタグを付けていき、画像を区別していく事をやりました!
AIの学習には、とても地道な作業が必要なのだと実感しました。
2日目
1日目に学んだことを振り返って、アノテーションのタグを自分たちで新しく作りました。
その後はネコを学習させたAIを実際に動かしてみて、どのくらい他の動物と区別ができるようになるのかを実験しました。
アルゴリズム(結果に辿り着くまでの道筋)や
パラメーター(細かい設定)を組み換えていく事で、今回時間がかかった作業を短縮していくこともできるそうです。
また、実際にルークス内の課題をどう解決していくかをグループごとに
「画像分類」
「物体検出」
「セグメンテーション」
という3つの分析方法を使って考えました。
3日目
2日目に考えたルークスの課題を、どのようにしてAIの画像分類や物体検出、セグメンテーションを使って解決するのかについて考えました。
僕のグループでは、「出席確認のための動作をしない人がいる」ということを課題にあげ、AIの物体検出でこれを解決することを考えました。
現在ルークスの出欠管理は、SuicaなどのICカードを機械にタッチするという方法です。
しかし中にはタッチを忘れてしまう人もいます。
そこで事務の人が入力漏れがないかを実際に教室にいる学生を目視で数えたり、データが「入室だけ」「退室だけ」になっている人を見つけ出して個別に連絡をするという手間が発生しています。
この課題を解決することにより事務の人の仕事が楽になり、また自分達もタッチする面倒が無くなるメリットがあると考えました。
改めてAIが僕たちの生活においてさまざまな所で役に立つのだということに気付きました。
4日目、5日目
AIに物体検出をさせるためにデータ収集を行いました。
何百何千もの写真を撮りました。
友達の顔などを360度色々な方向から撮影しました。
また、撮影時にモノクロのフィルターをかけたり、画像を反転させたりしました。
こうすることにより、AIの学習の精度が上がるそうです。
2週目からは、今週撮影した写真をアノテーションします。
グループの中で一番早く正確に作業できるよう頑張りたいです!