オンライン授業における教員の役割
※この記事は2020/05/18の投稿の再掲載です。
💡オンライン授業に課題を感じている皆さまに、Loohcs高等学院の考える「オンライン授業における教員の役割」をご紹介します!
Loohcs高等学院(以下ルークス)では、2月25日からオンライン授業に取り組んでいます。
私たちはオフラインでの学習が最も効果的であると考えていますが、この環境の中、できる限り有効にオンラインを活用した学習を行って来ました。
ルークスでオンライン授業がうまく導入できた背景には、これまでオフラインの学習環境で築いてきたものがあります。
それがこの4点です。
■学生と教員の関係性の構築
■自走する学習スタイル
■活発な議論ができる環境づくり
■メディアリテラシー
今日はこれらの要因の根幹を担うルークスでの教員の役割についてご紹介します。
ルークスでの教員の役割は、
・マネジメント
・ファシリテート
・モチベート
・ティーチング
の4つです。
マネジメントとは、課題設定・課題管理・学習環境デザインを指します。学生が課題を達成するための環境を作る大切な役割です。
モチベートとは、学びに対する意欲の向上、学びの意味付けを行うことであり、学習の意欲を高めることで学習効果を上げるための役割があります。
ファシリテートとは、学生が円滑に学習ができるようなきっかけや考え方を与えたりすることで学習を促進する役割があります。
ティーチングとは、教えることですが、ティーチングは学生が本当に必要とした時にのみ発揮すべきだと考えています。
重要なことは、学生がいかに学ぶかであり、教師がいかに知識を伝授できたかではないと考えているからです。
学生の学びに最も意味のある仕方で複数の教授法を駆使することが教師には求められているのです。
オンライン授業における教員の1番の役割は、マネジメントです。
学期のはじめには面談を行い、進路の希望、そこから逆算して何を履修するのか・今学期はどこまで単元を進めるのか・そのためには1日に何をするのか…
学生と教員で逆算することからはじまります。
そして1日ごとに
・何をするのか(課題設定)
・どこまで出来たのか
・なぜ出来なかったのか
・どうして行くのか(課題管理)
を教科・時間ごとに確認します。
学生が質問がある時にだけティーチングを行います。
また学生がスランプに陥っている時、悩みがあって学習が進まない時などは話を聞いてモチベートやファシリテートを行います。
ただしこのように学生主体の学習環境を作るには、教員と学生の信頼関係が不可欠です。
そのために毎日全員が揃うホームルームや雑談の時間、学生と教員が一対一で話す時間も大切にしています。
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