05.「推しを推す」とは 2021/7月後半

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ボケまみれだった7月前半から一転、後半は暗雲とした黒さがにじみ始めていく。

最初の呟きは前半最後の7/18から22日に飛ぶ。

「余計なこと」ってわかってんなら
呟いてんじゃねぇ


「優しい言葉に飼い殺される」とは同じリスナーに対してのお気持ちだろう。推し歴三か月にてこの全てを知ったかのような口ぶり。にぃにねぇねからもマスティフでぐしゃぐしゃにされろ

ただの印象に過ぎないが、この時期の勇気ちひろはいつになくシリアスにAPEXをプレイしていたように見えた。あまりに根を詰めているように見えての、この発言だろう。

楽しむのが最優先、という気持ちは今も変わらない。どんなゲームを遊ぶにしても常にそうあってほしいと願う。


いやいやいや(笑)
お前は今もこれからもずっと

世界で最も気色悪いから!


カイリキーぐらい必要て。あいつ腕四本だろ。大してかわんねーよ。そこは欲張れよ

後方腕組好きなのは今でもまったくもって同意。なんなら腕組したままこの記事書いてるまである。


推しともブログとも関係ないが、これは個人的に笑った。だってこの手法、今も使ってるから。推しは成長したというに、お前は何にも変わっちゃいねぇ

フィッシュマンズ、お勧めしときます。でもすまんな、こんなブログに載せちまって。


次は22→25(0:42)へ。

「CR」でピンとくる人も多いと思うが、簡単に説明すると「Crazy Racoon」と呼ばれる国内でも有数のプロゲーミングチームの略称である。

APEXのカジュアル大会は様々だが、このCRカップは参加条件が

・招待制
・YouTube登録者数やSNSフォロワー数が5万人以上

と、シンプルながら中々に厳しいのである。CR所属の現役プロゲーマーもこぞって参加するため、実際の試合も並大抵のレベルではない。たとえ参加選手に推しがいなくとも、APEXを知る者なら楽しんで観覧できること受けあいだ。

ここまで書いて気づいたが、実はこのCRカップ、5月の記事にてすでに登場していた。ここへきてようやくCRという存在を認識したのだろう。鱗滝さんも教鞭を投げ捨てるレベルで遅い

いやほんと、なんつーメンツだよこれ
各PTの会話だけでご飯2434杯いけるぞ


上記サイト通り、CR所属「Mondo」さんと、アニメ化も決定した「先輩がうざい後輩の話」の作者「しろまんた」さんと組んだ「もちもちマンタマリア号」で出場。2位という好成績を残している。

Mondoさんの神オーダー無理を押し通してしまえる実力(さすが現役CR所属)、もはや本業がAPEXのしろまんたさんに、間を取り持って攻守万能に、かつサブオーダーもこなす勇気ちひろの組み合わせは、配信中の軽妙なトークと実戦での真剣なギャップも相まって、個人的に今でも非常に好きなチームだ。

この頃からはすっかりヘンディー成分を求めなくなり、代わり「次はどんな三人組でどんな試合を繰り広げるのだろう」といった、未知なる化学反応に期待する学者のような気持ちになっていたように思う。

上記の呟きから約三十分後の呟きがこちら。

オタク特有の主語のデカさが共感性羞恥心
ってこれ

俺自身の呟きでしたわ

共感性もくそもねぇよ


とはいえ今もこの考えに変わりはない。勇気ちひろがAPEXという戦場から去る時、世界の一つもまた消滅する、という痛々しい文面ですらも変わらず声高らかに発言させていただこう。


わかりづらいが、呟き内URL先が推しのアーカイブになっているため、この汚ねぇ自炊飯も載せておく。「偶然にも」って、選択したのはお前自身だろ。脳みそが豆粒だわ阿呆め

要するに、推し配信を観ることは健康にもいいと言いたいのだろう。そう思うならこんな汚物と一緒に呟いてくれるな。分けろ二回呟け


次の呟きは25日→27日(1:40)となる。

おそらくは体調の優れない推しを観ての呟きだろうが、なぜか「V」という呟きで広義に拡大解釈している。なにもV全員がそういうわけじゃないだろ。妄想も大概にSayよ!

>仲が良いのは同じゲームをしてる時だけ
このセンテンスも大概失礼である。少なくともお前よりかは友達いるわ

しかし実際に配信中もリスナーという、ある種監視の目が常にある環境にて、それもほぼ毎日配信をこなすというのは、何かとメンタルにこたえるお仕事だと想像する。ゲーム遊んでるだけでお金稼げて楽しそー!というVに対する考えは、もはや浅いように思う。


大丈夫だ
お前はもう

ヤクなしで十分狂ってる


>140字じゃ到底語り尽くせない
この辺はさすが一級フラグ建築士といったところで、この頃から「ブログでやるか」という選択肢がすでに芽生えつつあったようだ。

そして迎える30日の連投にて空気は一変する。

いやさぁ、まず誰に向かって言ってんのか

はっきりさせろ


推しが配信中に何かしらのアンチと出くわしてのご意見を、あろうことか主語をすっ飛ばして一人語りしている図。お前壁に向かって話す素質あるぞ。

あまりに長いお気持ちなので文章を丸々抜粋していく。

すさまじくやり切れんね。誰も悪くない。アンチですらもただの一人の人間だから、許すことがこの世で最も強い力。でもこれは、自分がそう思えるだけ。当事者には当事者なりの解決策と妥協案を用意してもらう他ない。後方腕組おじさんは、後方で腕を組むことしかできねぇ。

読み返すだけでさぶいぼが立つ。ええから永遠に腕組んどけ。それかラーメンでも作れ

しかし、確かにこの頃から一リスナーとしても推しを助けることなんてほとんどできない、という己の無力さとどう向き合うかを考え始めていたように思う。

ちなみに「許すことが最も強い力」とはあのスティーヴン・スピルバーグ監督による映画「シンドラーのリスト」からの引用である。一から全部それが正しいとは限らないが、今でもこの言葉には痺れっぱなしだ。まぁ多分、私が許せても周囲は私を許さないと思うが。すんません。

根が真面目すぎんよ。もっとこう、てきとーに生きてほしい。それで迷惑かけたなら、申し訳ないと思う分だけ、誰かを助ければいい。そうやって自分は貴方に助けられてます。ゴミクズの声を真面目に聞き入れたら、それはもうただの阿呆よ。ゴミから学べることなんで何一つねぇんだから。キルゼムオール。

今まさにゴミクズの声を発してんのは誰だ?ええ?相変わらず目線が大気圏。あとお前キルゼムオール好きすぎるだろ。

時に驚くほど実直な推しに対し、

もっと雑把でええし、自分より下手な人の意見なんか聞かんでええ。そんなゴミは全員56せばいい。

と言いたかったのだと思うが、いささか感情的すぎて自分でも何を言っているのかよくわからない。とりあえずキルゼムオール言っときゃいいと思ってる辺り、あまり強い言葉を遣うなよ、という言葉とともにBLEACHを全巻投げつけてやりたい。

余談だが、この「ゴミクズ」(失礼)にはエゴサーチで引っかかる相手に関しても視野に入れて呟いていたように思う。これに関しては別記事にて触れておきたい。

勇気ちひろとは「エゴサ魔」である


>ブログに書けばいいだけのただ気持ち悪い呟き

ようやく気付いたかこのお馬鹿!


しかしむちゃくちゃ怒ってんな自分。猫を抱くorくたばれの二択て。これもう、推しより取り乱してんだろ

翌日の31日にてこの空気はさらに加速する。

どうやらこの日は特に荒れることなくAPEXを楽しむ推しが観れたようだ。良かったな、お前

>一晩寝たらALLOK
ほんとそうならええんやけどな。
誰もがお前と同じやとは思うなよ青二才が。


同じリスナーに対するお気持ち表明は、時に推しを指す言葉よりも危険であることを知らない図。大気圏を突破した目線がとうとう宇宙から俯瞰し始めている。お前宗教とか上手そうだな。

どうしようもない側面があるとはいえ、アンチの類はやはり無視、あるいは許すことが最も強い力。叩き潰したってどうせ「次」はいくらでもある。おもんない事より、楽しい事にリソースを割いて生きたい


>マジでどの口が言うてるんでしょう

ほんまになぁ

ほんまになぁ


てか鏡見んの遅いって。マジで2434遅い。

配信中に対するアンチとの付き合い方は配信者の数だけ解答があると思うが、自分はエンタメにしてしまう、という解答を選択していたようだ。

このアンチとの付き合い方に関しては別記事にて言葉にしてみようと思うが、正直めんどくさいので相当暇な時に起こそうと思う。やはり、おもんない事に時間を割いている暇はない


7月後半の呟きは以上で終了。個人的に「推しを推す」うえで最も重要な8月は次の記事にて。

まるで蜃気楼のように揺らめいた夏が、しかし幻ではなく確かな実体となってこちらに近づいて来る───。

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