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臨床実習を国試勉強に利用する
5、6年生になると臨床実習が始まります。
「国試の勉強もあると忙しい」
「できれば国試の勉強に専念したい」
「臨床実習は見学だけになっている」
こんな方いませんか?
もしそうであれば、臨床実習のやり方を見直しましょう。
効率的に国試の勉強にいかす事ができます。
歯学部の教育で実践的なアウトプットができる場面です。
6年生は国試の勉強もしないといけません。
できれば効率的に勉強をしたいですよね。
この臨床実習を国試勉強にしてしまえば効率的です。
「何も考えずに臨床実習をする人」
「国試を考えて臨床実習をする人」
この2人には大きな差が生まれるでしょう。
【国試に向けた臨床実習の取り組み方】
まず臨床実習は大学にもよりますが、各診療科を回ります。
臨床実習の前にその科の勉強を少しやっておくのがポイントです。
つまり予習をしておくのです。
予習は『麻布』とか『DES』の過去問でもいいです。
私は「過去問」→わからん→「調べる」→「過去問」
という単純な流れの勉強をしていました。
もちろん前にお伝えした出題の最も考えてやります。
国試の臨床系の問題では『写真問題』が多くなっている傾向にあります。
この写真問題が増加しているのは臨床の判断を重要視しているためです。
ですので、写真問題を解いてその診療科の学習をしてから実習に行くと効率的です。
実習では過去問にあったことがどう行われているか観察しましょう。
例えば
・『義歯』→義歯調整、リライン、ゴシックアーチなど
・『保存』→インレーset 調整、CR充填の手順、根菅治療
・『口外』→顔面解剖、下顎枝骨切、エナメル上皮腫
挙げればキリがありません。
多くの問題と実習をリンクさせていきます。
指導医の先生にわからない事を聞くこともできます。
実際に写真問題と同じ状況を目にすることができればラッキーです。
頭に知識を入れたら、できるだけ診療参加できるといいですね。
少しでも「自分でやる」と記憶に残ります。
私は根管治療やCR充填や印象、抜歯を積極的にやらせてもらいました。
そのおかげか、自分がやっと事のある分野や術式は国試で問われても間違えませんでした。
ぜひ、診療をさせてもらえるチャンスがあれば積極的にやりましょう。
最近ではマイクロスコープで見た映像なんかも問題として出題されます。
そういう時代になったんですね〜。
ここでの臨床経験は研修医になってからもアドバンテージとなります。
学生のうちは指導医がサポートがあるので逆に恐れずにできる強みもあります。
学生のときビクビクしていたら研修医でもビクビクするはめになる。
いつまで経ってもビクビクするのは嫌ですよね?
患者さんに触れるのですから、手順の確認などの勉強はしましょう。
これも国試の対策のうちです。
臨床実習中はその診療科の勉強を集中的にやりましょう。
これも自分のモチベーションを上げることになります。
<ポイント>
・診療科に回る前に予習する
・積極的に臨床参加する
・国試で出た器具や診療を観察し覚える
6年生の後半には臨床実習は終わり実際に診療を体験できる人は少なくなります。
国試では実技試験がありません。
そのため臨床の写真で判断する問題が多くなっており、その傾向は今後も続くでしょう。
できるだけ卒業前に臨床経験を積むように心がけましょう。
卒業したらもう臨床は本番です。
国試の勉強は大変だけどいい経験になりますよ!
みなさんの健闘を祈ります!
最後までお読みいただきありがとうございます。