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初オリジナル曲“ミライ”に寄せて


5月11日にリリースするCD『multiverse』を制作するにあたり、新たな挑戦として初めて自分で曲を作りました。


ファゴット奏者として、1人の人間として、常に模索し続ける中での葛藤もありながら、今の自分の頭の中を整理するために作った曲で、これから先も自分の心の指標であれるように。


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「ミライ」と聞くと、みなさんはどのような想像をするでしょうか。

私は生きているなかで、気付くと漠然とした不安や悩みを持つことがあります。

「何のために生きているのか」「自分は何をしたいのか・すべきなのか」「なぜここにいるのか」など...。

そんな、正しい答えのない問いに翻弄され、その度に自分を見つめ直します。


この世界には“時間”や“空間”という概念があり、だからこそ過去・現在・未来という一方向の時の流れが生じます。

しかし宇宙規模で考えたらどうでしょう?ブラックホールの向こう側は、全てのものが“無”であり“有”である。

今ここにいる人間が感じている1分1秒とはまるっきり違った体感である世界が全ての可能性で存在している(し、認識しなければ全て存在していない)のです。


人間が感じる“不安“などの感情は、漠然とした未来があるからこそのもの。

しかし、「未来」とは既に決められた運命や宿命ではなく、自分の認識の上で想像しうる“幻想”なのです。

つまりは、“どんな未来を描くかは、全てその人自身の意識次第”なのです。



ミライのあなたは、上手く笑えていますか。

あなたは、どのようにミライを創れるのでしょう。

ミライは待っていない。あなたの中にある。


いま、生命に感謝し、愛と平和を願って。



髙橋遥

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