「滅亡させてはいけません」2021/06/01

6月だってよ。Juneですよ、水無月ですよ。

【悲報】今年も残り半分、っていうの擦られすぎてもう誰にも見えてない。令和に擦られたユーモア使うべからず。


最近マンガを読む習慣を取り戻して、電子書籍で気まぐれに読んでいる。

『人類を滅亡させてはいけません』

このマンガが(個人的に)すごい(と思った)大賞かもしれない。


偵察船に勝手に乗り込んでいたラビー星の王女リリン、地球に降り立ったが乗ってきた船は壊され帰れなくなってしまう。

ひょんなことからリリンと出会い、住まわせることになった主人公のオサムはリリンらラビー星人の目的が「人類の抹殺、地球の侵略」であることを知る。

王女という肩書きであれば説得して侵略も止められるのでは、と考えたオサムは(おそらく)5歳の宇宙人リリンを心優しい子に育てあげることを決意。マザーシップの到着まで、うだつの上がらない会社員と宇宙人の女の子は「家族」になることができるのか。

といった内容。

(普通にえぐい思想の寝言)


「SF育児奮闘ハートフル(?)コメディ」といえば伝わりやすいような気もするけど、主人公オサムの抱えるドラマやそれを取り巻く人間模様、同級生の保育士と地球に取り残されたラビー星少佐のダブルヒロインの登場など、ジャンル分けはひと筋縄ではいかない。

食べ物の好き嫌いが激しかったり、なんでもない物をめちゃくちゃ欲しがったり、子どもあるあるの解像度がすごい。丁寧な仕事してますわ。

原作と作画のお二人は『進撃の巨人』のアシスタントをしていたそう。才能がコマ枠から飛び出してしまっている。


この作品を読む上で、イチオシの登場人物がいる。

アパートの大家さん。

顔つきもキャラクター性も宇宙人に負けないインパクトと味がある。怖いけど主人公とリリンの生活を応援してくれる親心。

ちょっと前に還暦を迎えて話題になった打首獄門同好会のjunkoさんに似ているなとか思っていたら、どうやらその通りでキャラクターモチーフになっていた。


以上。このマンガが(個人的に)すごい(と思った)大賞かもしれない、でした。

日記らしいこと一切ない日記でした。

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