同じ声が話すのを延々聴いているとしんどい
私の職場は人数が少ない。男女2人ずつ、合わせて4人だ。
その中でも私の上司はよくしゃべる。が、おしゃべり好きというのではない。
上司の性別は男性だ。自分の趣味や経済や政治に関する話を、延々としている。その話の相手は私ではなく、別の女性だ。
どうも、マンスプレイングっぽい。
何故なら2人で会話をしている…のだが、聞こえる声はほとんどが上司のものだからだ。新聞やネットの記事を読んで、現状と自分の見解を延々と述べている。時折、女性側が相槌を打ったり、何かリアクションの声は挟まれるが、また上司の声がしゃべり始め、女性側の話はあまり続かない。
これを毎日聴くのがつらい。本当に延々としゃべるのだ。なんていうか、言葉と言葉の隙間が狭くて、しゃべる密度が高い。
1時間くらいしゃべる。上司が席に戻るので、終わったかと思ってほっとすると、数分後にはまた別のトピックについて話し始める。
前述のとおり、これは「女性相手にしゃべりたがる男性」の典型的な例なのかもしれない。
が、実はマンスプレイングでなかったとしても、黙って欲しい。なぜなら、
お前の声は聞き飽きた
からだ。
はっきり言って、私の頭の中では飽和状態なのだ。
毎日毎日、数時間、同じ声による話を延々聴かされている。オフにすることはできない。私には聴くかどうか選択権がない。とにかくひたすら、狭い職場でその音声は流れてくる。それだけで、「その声」に対するコップは満杯だ。
おかげで業務にはちょっとした支障も出ている。なにせ、相手は直接の上司だ。業務上、接することが多い。
だが私の中では既に「その声」は飽和状態。これ以上、コップに入れる余地がほとんどない。だから業務について上司と話すとき、
自然と苛立ちが生じて、態度が悪くなりやすい
というめちゃくちゃ複雑でめんどくさく、それでいて表に出せないフラストレーションが生じているのだ。
もう2年くらいはそんな感じなので、こっちもいい加減やりづらい。なにせ、苛立ちが態度に現れることも増えてきた。頑張って抑えているものの、向こうは変わらずしゃべり続けているわけで、コップの水は(家に帰って捨てても)ガンガン追加される。なんの苦行だよ。
というか、おそらく割合も問題だ。もし会話の相手である女性側が、もっとよく発言していれば、贅沢なことを言わせてもらえれば、声の比率が半々になってくれたら、ここまでイライラすることはなかったのかもしれない。
が、考えてみたら、ほぼ一方的に話してる人間に対して、返答だの自分の意見を述べるだのするのは、労力がかかり過ぎる。
もしまともに相手をしようとしても、相手はおそらく、自分の言いたいことを言い切るまでは話は終わらない。きっと「自分の話を聞かせること」が目的なのだから。
それなら、口を挟んでも時間がいたずらに延びるだけだ。適当に相槌を打ったりしてやり過ごすのが最短の道だろう。
うわ〜もう、イライラする。とにかく短くして欲しい。
ときどきこっちに伝播するから困る。上司に声をかけられたらどうしよう、と恐れる自分がいる。
職場環境としては悪くないんだけど、これだけはマジで勘弁して欲しい。日頃接する相手だからこそ、本気で悩まされている。
いつか解決しないかな…。