竜とそばかすの姫 感想戦 ネタバレ
いや〜壮大な中村佳穂のMVでしたね。
解散!
と言いたいところですが、流石に収まりが悪いのでざっくり書いていきます。
◎美女と野獣と見せかけた女性向けなろう系
主人公はトラウマを抱え、心を閉ざしています。
ある日ネットで歌ってみたところバズり、一躍ネット大衆にチヤホヤされます。
すると急にネットの強くて悪くて城持ってて心に傷がありそうな人がチヤホヤしてくれます。
三下のスポーツマンも幼なじみのイケメンもチヤホヤしてくれます。
恋のライバルっぽい美女は勝手に三下とくっついて消えてくれます。
素顔を晒して歌ってもネット大衆はみんな一緒に歌ってくれますし、竜は年下のイケメンでした。
直接DV親の所に顔を出したところ、何もせずに勝ちます。
◎すごい
何なんですかこれ。
頭の中がファンタジーなんでしょうか。
普段パッとしない私だけどそれはトラウマのせいで自分は何も悪くない。秘められた力により全てが上手くいってすごいし、そのままの君でいい。
自分で手を下さなくても悪を祓える。
そして何もせずとも愛が手に入る。すごい。
◎ところで
ところで無償の愛をくれるイケメンとかいう雄と母の魔合体、あれ自我あるのでしょうか。
母になる事を拒み、男に母をやらせる。
インターネットに私はお前のママじゃないという名言?もありましたが、その辺の流れを汲んで生まれた多様性のキメラみたいなキャラクターだなあと個人的に感じました。
BELLの正体を看破したのも特に理由はなく、愛という名のご都合主義かと思います。
◎総評・ありがとう中村佳穂
人間の欲望を中村佳穂と美しいビジュアルでコーティングして綺麗に見せました!という感じの本作でした。ありがとう中村佳穂。
特に言うことはありませんが、とりあえずみんな幸せになってほしいなって思いました。
あと親大事にしろ。
あなたのリアルに幸あれ。
◎追記・ジャスティンって何だったの?
ジャスティスをもじったネーミング。
正義や正義感が見方を変えると悪であること、正義が私刑をしがちなことを表現してると読めますが、あんまり深くないと思いました。
◎竜の正体ミスリードについて
ここ尺そんなに必要だった?
◎合唱おばさん達の存在理由
虚無。
結局何も答えはなかったが、当初はそれぞれの多様な幸せを語らせたかったのではないか?
幸せを語ることさえハラスメントになる昨今なので取りやめた?
◎父
ほぼ舞台装置としての役目しかないのでは。
自我ある?
◎細田守
人間好きじゃなさそう。
記事がなんか参考になったらコーヒー奢ってください。
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