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盆休みの台湾旅行で、台湾ヒノキで出来ていた北投図書館を見に行ったことを、先日書きましたが。

内部の構造材などを除けば、台湾ヒノキで出来ていた。

小さい屋根は付いているが、横殴りの雨がどうしても降り込むため、多少耐久性がいいとされる、ベランダの板の突き合わせに、軽い腐朽が見られる。


木材の外部使用において、注意すべきことは、風雨にさらされる期間が長期にわたるので、一番吸水しやすい(吸水しやすいと、水分を糧にする腐朽菌が繁殖しやすい)木口の吸率率は他の場所の10倍と言われている。・・・・腐朽確率が高い箇所ということになる。

(左)ウリン、(中)切断後木口処理していない、LBウッド【右)木口処理したLBウッド
ウリンの吸水率の低さは、データ上でも調べられた。
木口処理すると、木口の水玉の表面張力の姿で、木口処理のないときとの差が、ちょっぴりわかる。

切断しては、木口処理をして、腐朽確率を下げる施工。これは、耐久性を追求する時、材質の耐久性の追求のみならず、制作のアルゴリズムとしての木口処理・・・というところまでやると耐久施工への道程が確かになる。


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