見出し画像

ここでは、特にウッドデッキ用の針葉樹に対しての塗料の浸透と、その現象を理解して、耐久性をどう確保するか?について述べたいと思います。


針葉樹(最近はソフトウッド・・ハードウッドに対して区別するため・・と言うこともあります。)

材木への浸透を見るため、色素を入れて見やすくしているが、
左:油剤、右:乳剤(水性と考えて下さい)
水性は、水で溶解しているので後始末が楽で、保存しても揮発が遅いので残った塗料を保管しやすい。
ただ、浸透ということに関して言えば、油剤が優れている。
油剤の方が、木材中に長くある。短期の木材保護で言えば、水性より油性の方が効果が高いと思う。

木口からの浸透が大きいので、これを水分に限って考えると、
木口から腐りやすくなるという理論・及び現実を理解しやすい。
まさしく、本来水を吸い上げていた仮導管が直接吸い込む位置に
くるので、腐朽しやすくなるのは道理で、次にいたの表面からと
なるわけだが。特に、この木口をどのようにして、守るか?
銅板で、木橋の欄干を保護したのは【水分が入らないように、また、特に銅イオンの
腐朽菌に対する攻撃性】を耐久性の担保にしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?