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家の外壁や、ウッドデッキにも付着する緑色の生命。
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ウッドデッキを作られて、数年経過してきたお客様から梅雨明け頃に、”デッキに苔がはえてきて・・・”と時々お電話を頂きます。この緑色の生物、実は光合成を行う自営養生物である”藻”です。(海のアオサ・ミルなどの仲間です。)
この藻について、自分たちも気にしていたので、どういう物に付着するのか観察してきました。
放置された、車の窓、ボディにびっしりついていたり、塗装された木材の上についてたり、気にして見ていると結構多くの場所に付着しているのを見てきました。表面の凹凸に関係なく付着するようでした
藻類は、特に腐朽促進するものでは無いのですが、”汚れ”として認識されることがよくあります。古い町並みの石垣にわざと藻類を生育させ、古色蒼然と見せるという技法もあるんですけどね。
これを、消すのは高圧洗浄で洗ってもいいですが、(タネ)が残ってしばらく経つとまた出現、ということが多いので。
高圧洗浄したあと、弊社では、木材に後から耐久性を付加させる水溶液を散布しています。
これをすることで、”藻”の発生を緩和させられ、かつ、木材の耐久化を付加出来ることがわかってきました。