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先日、稲山正弘展の写真をみてびっくり。

こんなに、自由な形状で木造建築ってできるのだろうか?と驚いて昨日、見学に伺ってみた

写真では想像できない自由な曲線ではあるけれど、デザインを間近に見る。見た瞬間思ったことは秩序だった構造だなあ。きっちり、構造的な秩序の上に作られた自由曲線かということだった。
慣れた垂直・水平の形状と全く違う。構造用合板と集成材によって構造が出来ている。
アーチの石橋のようで
木材は自由に加工できる素材で・・とか、自分は言ってる割にこういう飛んだ発想を想像することが出来なかった。
これなんか、家が樽になっている。
勿論、構造計算や、その前提となる、施工法・金具まで詳細に書かれていた。
想像力は無限だし、そこで自由な発想を現実化するに、安全性という概念があるけれど、現実化するに当たって施工図までお書きになるということは、自乗の驚きだった
隣の部屋に、フリーハンドの施工図が展示されていてじっと見てしまった。


一枚の写真に惹かれるように、稲山正弘展に伺った。

ご本人もいらっしゃった。


腰の低い方で、門外漢のわたしのぶしつけな質問に丁寧に言葉を選びつつ正確に答えて下さった。

予習してるうちに、自分がこころに刻みつけた、杉山英男氏の言葉(木材保存・1986年3月号)を思い出した。




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