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外部木材使用に特化した本。 1998年。発行・編集:財団法人日本木材総合情報センター及び木材利用推進中央協議会
北米編
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当時、この本を勉強していた私は、他業者に、アメリカの木材保存技術はかなり高く、注入レベルが高いと聞いていました。
なんで、なんだろう?と、真相に迫ってみたくなったのです。
そのモチベーションをこの本が与えてくれました。
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日本では、材木に人為的なキズをつけることを好まないと自分は考えたのです。
日本の材木は、海外より大抵柔らかいので、このインサイジング後が目立たない、ことは、
私は、日本人の感性に対する長所と思うようになりました。
アメリカに於いて、エクステリアウッドを使用するに当たって、重要点はメンテナンスコストを低減させることだと書かれておりました。
少々の変色は問題にせず、腐朽しないことを最優先しているということで、その技術をこの本含め、様々な本から学ぶことが出来、おまけに、工場で実践もしてみた中で、
耐久性の基礎のレベルアップを図ることができ、素材の改良ができたような気がしたのです。
材木の外部使い(エクステリアウッド)では、日本も歴史はあるんですが、一般に普及しつつあった頃で、古き技術を温め、新しい知識を加えていければ、より完成に近くなると思いました。