馬券術の基礎知識②〜距離延長と距離短縮はどっちがいいの?〜
前回まででは、穴馬のメカニズムと距離延長と距離短縮の影響や、どんな馬が短縮向きか延長向きかを解説しました。
しかし、これも絶対ではなく、レースやコースレイアウトによって変わってくるんです。
じゃあ、どうやって見抜けばいいのか??について今回解説していきます。
1.距離短縮と距離延長のパフォーマンスで見抜く
実は重要なのは前走のペースよりも速いか遅いか??ということです。
では、どこでそのペースを見極めるのか?ということですがこれは
・テンの3ハロンを見ることで、より精度を高めることができます
テンとはレースや調教で、最初を「テン」といいます。
終盤を「しまい」または「上がり」と言います。
ハロン=200mの意味です。
5F1000m、6F1200mと考えていいです。
競走馬の最高時速は約70km/hでゲートが開いてスタートすると、最初の1ハロン目は12.0秒~12.9秒程度で走ります。
その後は距離と馬場によってペースが違います。
なので、テン3ハロンというのはスタート地点から600mの間のペースのことです。
基本的にはテンの3ハロンは距離が短くなると速くなります。
距離が長くなると遅くなります。
しかしそうじゃないパターンも出てくるわけです。
それぞれ出走してくる馬が前に行きたい馬が多いのか、少ないか、ハナを絶対にきりたい馬がいるのかによって変わってきます。
2.コースレイアウトによる短縮・延長の例外
他にも、実はコースレイアウトや会場の作りによってこの短縮延長は影響してきます。
①芝スタート→ダートスタート
ダートコースには芝からスタートするコースがあり、当然芝スタートの方がスピードが出やすくなります。また、外枠の方が芝を走る距離が長かったりもします。
前走ダートスタート→芝スタートだと自然とテンは速くなるのです。
前走芝スタート→ダートスタートだとテンは遅くなります。
芝スタートダートコースは下記を参照ください。
②雨が降っている芝コース
次に雨が降っている芝コースです。雨が降ると重くなって馬にとっては力が必要になってきます。
芝で雨が降っている場合、特に不良馬場の時は物理的にスピードが出せないため、距離短縮でもペースが遅くなることがあります。
他にも開催週の初めと終わりの方では、終わりの方が芝が荒れて、ボコボコしているとペースが緩くなることもあります。
これらはレースが始まるまで事前にはわかりませんが、馬の得意な方を見分ける際に戦績を見返すときに注意が必要です。
③血統の例外
距離延長が得意な馬、短縮が得意な馬は血統によってあらかた見分けることもできます。しかし、時々例外があります。延長が得意な血統なのに短縮でも走るなど。
これは実はその馬の潜在能力を測ることができます。
苦手なローテーションにも関わらず5着以内に走った馬がいたら、その馬はそのクラスで上位の能力がある可能性があるのでチェックです!!
延長が得意な血統リスト
基本的には距離短縮が得意と考えて大丈夫ですが、血統によって距離延長を得意とする馬がいます。下記参照してください。
このように馬のローテーションで穴をあける馬が出てくることが理解できたかと思います。
ぜひ、この考え方を馬券検討に役立ててください。
次回
次回は、2,3歳戦はのテクニックと距離適性はどのように生まれたのか構造についてを考察していきます!!
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