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ヴァルハラ伝説
4月18日、プレスターズのシンポジウムは緊急事態宣言発令によりキャンセルしました。心待ちにしていたビリーバーの諸君のために、幻のフリップショーをここに再現してみたいと思います。
今回のテーマは「ヴァルハラ伝説」
ヴァルハラというのは、北欧神話に登場する天国のような場所のことです。この「天国のような」というのがミソですが、それは後ほどお話しします。その前に、北欧ってどこやねん?という人のために、少し地理のおさらい。次のフリップどうぞ。
北欧はスウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランドの五カ国です。北欧家具、福祉大国、幸福度ランキング上位を占める北欧諸国は、先進的理想国家だといわれております。
そんな理想郷のベースになっているのが、北欧神話に登場するヴァルハラなのではないかと…
じゃあ、北欧神話を探ってみようじゃないか!というのが我々の目論みなのです。
さて、神話というと、どうしてもギリシャ神話が有名ですが、北欧神話もそれに負けないくらいの影響力を持っているのを皆さんはご存知ですか?おそらく、北欧神話なしでは日々生活ができないくらいの恩恵を受けているのです。それは何なのかというと、カレンダーです。
一週間の曜日のうち、火曜、水曜、木曜、金曜の曜日名が北欧神話の神々に由来しているのです。
Tuesday は 軍神 テュール(Tyr)
Wednesday は 主神 オーディン(Woden/Odin)
Thursday は 雷神 トール(Thor)
Friday は 愛と美の女神 フレイヤ(Freyja)
元々はローマ神話の神々が曜日に当てはめられていたのを、ゲルマン風に対応させたのでそうなりました。北欧なんて遠い国だから無関係だと思いきや、身近なところに神さんがいらっしゃるわけです。
さて、そんな神さんたちはアースガルズという国に住んでいます。
そして、アースガルズの中のオーディンの宮殿がヴァルハラなんですね。で、ここは別名「戦死者の館」とも呼ばれております。ワルキューレという女神が戦死した兵士の魂をここに連れてきて、ラグナロクという最終戦争に向けて猛特訓が行われるわけですね。ハルマゲドンに向けて修行を行うサティアンと呼んでもいいかもしれません。果たしてこれが天国と呼んでいいのかどうなのか?
冒頭で「天国のような」と申し上げたのは、そういう理由からなんです。
ちなみにオーロラは、ワルキューレが戦士の魂を導いて行進していく様だと言われてきたのです。
さて、このヴァルハラなるサンクチュアリー。ある音楽ジャンルの中で特にリスペクトされています。その音楽ジャンルとはズバリ、ヘヴィメタル。
先ほどの「北欧神話の世界」のフリップを見ると、虹が下界からアースガルズまで伸びているのが確認できると思います。「虹」こそ神の領域に通じるアーチとされてきました。ヘヴィメタルの醍醐味である様式美サウンドのパイオニアは、リッチー・ブラックモアズ・レインボー。これは偶然ではありません。
イギリスで始まったヘヴィメタルのメッカは現在、北欧と言っていいでしょう。次のフリップを見て頂くと、北欧がメタル激アツなのがよくわかるというものです。なぜ北欧でメタルが盛んなのかもマトメてみました。
ヘヴィメタルの歴史もざっくり説明するとこういう流れになっています。
なんと、ヴァイキング・メタルが昨今のトレンドなのだそうです。
ヴァイキングって、北欧人の御先祖様じゃないですか。そのヴァイキングが崇めていたのが北欧神話の神々なのですから、どんだけグローカルやねん!って思いますよね。
じつは、このヴァイキング・メタルの前にブラック・メタルのムーブメントがありました。ブラック・メタルというとサタニズムのイメージがあると思いますが、それがなぜヴァイキングになってしまったのでしょうか?次のフリップをどうぞ。
と、こういうわけなんですね。もはや、ヘヴン&ヘルではなくヴァルハラこそ、ヘヴィメタルの還る場所なのだ!というわけです。
じゃあ、ヴァイキング・メタルとはどういう連中なのか?見た目で分かりやすい感じのバンドをピックアップしてみました。
凄いですね。ロード・ウォリアーズみたいですね。フィンランドのバンドみたいです。でも、ちょっと待ってください!確かにフィンランドは北欧諸国の中でもメタル人口ナンバー1のメタル・キングダムです。
しかし、1つの疑惑が彼らを悩ませはしないかと心配しています。
その疑惑とは、フィンランド人は本当にヴァイキングの末裔なのか?ということなのです。次の図を見てください。ヴァイキングの航路を記しています。
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランドの他の四カ国にはヴァイキングの痕跡があるのですが、フェンランドには住んでいないように見えます。
フィンランド人がヴァイキングの末裔ではないとしたら、ヴァイキング・メタルを名乗ったとしても、韓国人がニンジャ・メタルをやるようなものではないのか?(忍者のルーツは韓国説がありますが)
さらに、フィンランド人のルーツに関しては驚愕の情報が!
なんと、フィンランド人はアジア人だったのではないか!というのです。
しかも、縄文人と半島と接触している可能性もあるというのです。
だとすれば、メタル人口わずかなこの島国の民の血にも、激しいメタラーの血が眠っていて、覚醒の時を今かと待ち続けているのではないのかと。
そんな眠れる日本人のメタル魂。最近、世界が徐々に気づき始めています。
ヴァイキング・メタルかどうかはわかりませんが、彼らの動向にも注目です。(左:みょうがの忘れ物 右:浮舟)
いかがでしたでしょう。北欧は意外と身近だということがお分かり頂けたでしょうか。
靖国とヴァルハラは、なんとなく世界観が似ている気もしますかね。
さて、ビリーバーの諸君にはもう一つお知らせがあります。
6月20日(土)
プレスターズがついに
三密一体で降臨だ!
9413独りぼっち presents
club Doctor 20th ANNIVERSARY @Doctor'sBAR
open 18:30
start 19:00
charge ¥2500(オープン~終演までフリードリンク!)
出演
・小川トオル
・The Presters
・石戸石井
・9413独りぼっち