労基に訴える!
サラリーマンの街といえば
どこの街を思い浮かべますか?
そんな街で私は
黒髪サラサラストレートロン毛と会った。
彼は全身真っ黒だった。
ヴィジュアル系なのかと思ったが
最終的に某ブランドの服だったとわかった。
見た目の割によく喋る男だった。
ブラブラ歩いて入った居酒屋。
海鮮がメインだった気がする。
居酒屋は賑わっていて
カウンターしか空いてなかった。
目を合わせられない私からしたらラッキーな話だ。
彼は何度も言うがよく喋る。
仕事と話
女の話
趣味の話
洋服の話
お互いたくさんお酒を飲むので楽しかった。
突然、彼が言う。
「そういえば目あわなくない?なんで?」
「いや、苦手なんだよね。目合わせるの」
「2軒目は対面の席にしようね」
え…まじか…
心の声が溢れそうだった。
2軒目は日本酒を扱ってるお洒落なお店だった。
そしてテーブル席しか空いてない。
神様は意地悪なんでしょうか?
目を合わせるしかない状況。
つらい…
そう思いながらも席に着き彼は語り出す。
彼の仕事は某ブランドのパタンナーだった。
労働時間が長く、休みがない。
労基に訴えると。
そんなに大変なのかと思いつつ、
結局他人事だと思った。
親身になれない自分を恨みたいが
変わるつもりはない。
そんな話をフワフワ聞きながら閉店時間。
彼は言う。
スナック行こうよ!
しんどい、しんどいって…
スナック行くなら私は帰る!
じゃ、泊まろう!
え?
この流れで?と思いつつ、泊まる事になった。
泊まるとなればやる雰囲気になる。
そりゃそうだ。
何度も言っていたが彼はよく喋る。
so、セックス中もよく喋る男だった。
そんなに喋るか?ってくらい喋る。
でも変態だった事が救いだった。
久々にアナルに指を入れられたが気持ちよかった。
だが、酒を飲みすぎていけないと騒ぎ出す。
もういい。
諦めよ。何回やっても変わらないから。
朝方、気がついたら犯されてた。
それしか記憶がない。
だって私も酔っていたから…
次の日、バイバイしてから楽しくLINEをしていた。
また次の日、
おはようと送ったらいきなりブロックされた。
おはようがトラウマになった日だった。
そういえば彼は労基に訴えて改善されたのか?
少し気になるところである。
あれから元気にやってますか?
君が作ったであろう洋服をたまに見かけます(怖い)