見出し画像

外資系客室乗務員になるメリット・デメリットを紹介!日系とは何が違う?【外資系CA】

今回は海外でCAになるとどのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介したいと思います!

これからCAを目指している方や、CAの仕事に興味をお持ちの方への参考になれば幸いです。


この記事から分かること

この記事を読むことで以下のことが分かります。

・外資系CAのメリット
・外資系CAのデメリット
・日系CAとの違い

結果から言うと外資系CAとして勤務することは仕事上でもプライベート上でもメリットのほうが多いと思いました。

一つずつ説明していきますね!

外資系CAのメリット

外資系CAになると以下のメリットがあります。

・英会話力がUPする
・サービススキルが身につく
・ステイ先で観光できる
・社員チケットが使える
・色々な国のクルーと仲良くなれる

英会話力がUPする

日系でも国際線などに搭乗すれば英語を使用する機会は多いですが、クルー同士は基本的に日本語での会話がメインだと思います。

外資系CAの場合、クルー同士も英語で会話することが多いですし更には現地の言葉も学ぶチャンスがあります。

私はベトナムの航空会社で働いているのでクルーとは英語で会話し、お客様とはベトナム語で会話することが多いです。

私は入社して半年ばかり経過しましたが英語とベトナム語の会話力が向上したと実感しています。

日本語での正しい表現などは日系のようには教えてくれないので自分で勉強しなければなりません。

サービススキルが身につく

外資系CAでは日系CAのような「おもてなし」的なサービスはあまりありませんが、様々な文化的、宗教的背景を持ったお客様とのコミュニケーションを通して様々な場面に対応できるサービススキルが身につきます。

ただ外資系航空会社でも日本人CAには日本人らしさを求めて採用している場合も多いので、日本人の良い所はなくさないようにしましょう。

ステイ先で観光できる

これは外資系に限らず日系でも同じですが、国際線などで現地にステイする際に観光を楽しむことができます。

エミレーツ航空やキャセイパシフィック航空などで勤務すれば世界中の都市にステイして観光することができるので夢がありますね。

ANAやJALにはないアフリカや南米でのステイもあるそうです。

ただ世界中どこでも観光できるのが当たり前になるので、自分で旅行に行くときの楽しみが薄れてしまう人も多いそうです。

でもやっぱり普段行けないような国に滞在できるのは魅力ですね。

社員チケットが使える

これも外資系に限った制度ではありませんが、自社便の割引チケットや無料チケットを社員に提供している会社が多いです。

外資系で海外ベースで勤務している場合、日本に帰国する際に割引チケットで帰れるのはありがたいですね。

自分のみならず家族、親せき、友達にもチケットをあげられる会社もあります。

私の会社の場合、年間20フライト分の社員チケットを使うことができます。

色々な国のクルーと仲良くなれる

基本的にANAやJALなど日系航空会社は外国籍のCAも少しはいますが、大多数は日本人だと思います。

しかし外資系航空会社はその国出身のCAのみならず世界中からCAを採用している場合が多いです。

その国の母国語を話せなくても英語を話せればOKな航空会社も多いです。

キャセイパシフィックやシンガポール航空などは主にアジア圏からのCAが多いですが、エミレーツなど中東3社ではヨーロッパ、アフリカ、南米など本当に世界中の国々からCAを募集しています。

そういった世界中のクルーと一緒に仕事をすることで様々な文化や考え方を学ぶことができますよね。

外資系CAのデメリット

外資系CAには以下のデメリットがあります。

・コロナの影響を大きく受ける
・雇用契約が曖昧な場合あり
・肉体労働なので疲れる

・同僚と休日がかぶりにくい

コロナの影響を大きく受ける

これはちょうどいまタイムリーな話題ですが、航空業界はコロナウイルスの影響を非常に大きく受けています。

日本や中国のように国内線が充実している国は国内線だけで何とか賄っていますが、香港などのように国際線しかない国はなかなか厳しい現状だと思います。

ヨーロッパなどのように感染者が多い国は破産に追い込まれている会社もあります。

こういった非常事態の際に真っ先に雇用を見直されるのは外国人CAの場合が多いため雇用の心配も大きいです。

雇用契約が曖昧な場合あり

これは国にもよりますが日系のようにきっちり雇用契約が行われない会社もあります。

給料の基準などが明確でなかったり急に雇用を打ち切られてしまったりなど海外ならではのハプニングもよく耳にします。

もちろんエミレーツなどのような世界的な会社でそういったことはないとは思いますが、外資系航空会社に入社する場合は事前に契約内容などを会社や先輩に確認しておくことが望ましいです。

肉体労働なので疲れる

これは外資系、日系どちらにも共通するデメリットです。

CAは長時間飛行機の中で動き回りながら仕事をしなければなりません。

上空では気圧の影響もあり地上よりも負荷がかかるためフライト後は想像以上に疲れます。

長時間のフライトのほうが大変そうなイメージがありますが、1時間くらいの単距離フライトのほうが短い時間で色々業務を行わなければならず休憩時間もなく大変です。

そのため手際のよさと他のクルーといかに連携できるかが大切になってきます。

同僚と休日が被りにくい

こちらも外資ならではというわけではありませんが、CAは土日が休みというわけではなく休日は不定期なので、クルーによってスケジュールが全く異なります。

そのため同僚の友人と遊びに行きたいという時でもお互いのスケジュールを合わせるのが結構大変です。

ただ平日にも休めることが多いので土日は混んでいる場所にも気軽に行くことができるのはメリットかもしれません。

私は特に土日はDAZNでJリーグ観戦をしないといけないので土日はできれば休みたいです。

日系CAとの違い

日系CAとは以下のような違いがあります。

・仕事にスピード感がある
・サービス面ではそこまで厳しくない
・男性CAも多く働いている

仕事にスピード感がある

これは国にもよるかもしれませんが、多くの外資系航空会社ではスピード感を求められることが多いです。

日系では丁寧さが重視される傾向にありますが、海外では手際の良さがもっと大切なのかもしれません。

ベトナム人ももともと手先が器用な方が多いので機内でもその手際の良さを大いに発揮しています。

サービス面ではそこまで厳しくない

日系ではお辞儀の角度は何度にしろだの、言葉使いに気をつけろだの、飲み物は両手で渡せだのサービス面できっちり教育を受けると思います。

外資でも韓国系航空会社などではそういったサービス教育が徹底されていると聞いていますが、多くの外資系航空会社ではきっちりしたサービスよりもフレンドリーで親しみやすいサービスに注力している場合が多いように感じます。

私が勤務する航空会社でもサービス系の研修はあっという間に終わりました。

外資系は色々な国のCAが勤務しているため、これと決めてしまうのではなくそれぞれの考える良いサービスを提供できれば良いのかなと思います。

男性CAも多く働いている

ANAやJALのほとんどのCAが女性だと思いますが、外資系航空会社では男性CAも多く活躍しています。

日本ではCAとはどちらかというと女性の職業といったイメージがあると思いますが、海外の多くの国ではジェンダーレスな職業として認知されています。

私が勤務する航空会社でもCAの半分は男性です。

そのため女性社会といった雰囲気もなく非常に心地よく仕事ができていますし、いじめなども聞いたことがありません。

風通しの良い職場を求めている方、男性でCAを目指している方などは外資系にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

外資系航空会社にもたくさんのメリットがあるとお分かり頂けたかと思います。

これからCAを目指そうという方は国内だけではなく可能性を広げるといった意味でも外資系航空会社も検討されてみてはいかがでしょうか!

多国籍クルーの中で仕事をするのはとても楽しいですよ。

また以前外資系航空会社の訓練内容に関する記事を書いたのでよろしければそちらもご参照ください。

今後も客室乗務員に関する情報をシェアしたいと思っているので引き続きよろしくお願いします!

いいなと思ったら応援しよう!