【Podcast】AIの支配は幸せ?🎅「ウォーリー」と「進撃の巨人」の共通点
兄弟で映画やアニメの中のテクノロジーを取り上げるPodcast「接客業兄とプログラマー弟の長電話」をやっています。弟と一緒に「ウォーリー」について語りました。ネタバレも含んで話しました。Podcastの一部を記事にしました!
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AIによる無労働社会は幸せか?
弟:ウォーリーの世界観が好きなんだよね。人間が宇宙船でずっと座ってて、液状の食べ物食べて、何でも自動化されていてみたいな。
兄:AIが何でも自動でやってくれてハッピーって感じじゃないのが良いよね。
弟:あの人間たちは、ぱっとみ不幸せだけどさ、地球に戻って歩いて生活することが最高とは限らないじゃん。すごい怠惰に見えるけど、たぶんそうじゃないんだろうなあみたいな。
兄:彼らなりの苦労があるってこと?
弟:うーん、ちょっと違うな。大昔の人が現代人を見て怠惰に見えたり、汗水垂らしてやるから価値があるのになあって言われても、絶対僕らはスマホとか手放したくはないじゃん。
兄:たしかに。
弟:だから、ウォーリーは人間はああやってAIに囲まれて生きていくのが幸せだったんじゃないかなって。科学が発達してああやって楽しく暮らすのが良いんじゃないって。
兄:僕の考えとしては、システムの奴隷になっちゃうのはやっぱよくないんじゃない。船長も自分の役割忘れちゃってたじゃん。ウォーリーの方がまだ主体的だよ。
弟:たしかに。船長は良くない。
兄:テクノロジーと人類の関係っていうのはさ。例えば、農業を人類が始めたから食べ物がなくて亡くなってしまう方は圧倒的に減ったわけだよね。そして僕らは食べ物がどうやって作られるかも知らない。それって結果を見ると良い部分の方が大きい。
弟:ウォーリーの世界は完全にアルゴリズム支配って感じだよね。今の人間の世界は、その農業の例えもそうだけど、人間が作った仕組みとして便利なテクノロジーがあるって感じだよね。アルゴリズムが絶対神みたいになっちゃうのは、脆さがあるね。電源切れたらシステム崩壊してたし。
「ウォーリー」と「進撃の巨人」の共通点
弟:AI側は地球に帰るなっていう強い意志があったじゃん。人類を破滅させようとかじゃなくて、全員が生存させるために、自分が物事を判断した方が良い。
兄:船長がsurviveしたいんじゃなくてliveしたいんだって言ってたね。
弟:僕はAI側の思考なのか…。でも結局船長の意思決定で地球に戻るじゃん。船長の独断で決めていいのかなあ。
兄:進撃の巨人と一緒だよ。壁の向こうに行くのか、壁の中で暮らすのか。
弟:進撃見てないけど、壁と認識したら何でも壁になっちゃうんじゃないかと思うのよ。
兄:おお…見てないのに……。
他の生命をコントロールしようとする人類
兄:人類小麦の奴隷説あるのよ。逆に言うと、もし、生命が生き残って繁殖することが幸せなら小麦になることが正解なのよ。
弟:ああ、AIの判断は小麦になれってことだったのか。
兄:人類は緑を見つけて地球に戻るわけだよね。やっぱり人類は、小麦になるんじゃなくて、他の生命を見つけたらコントロールする欲を膨らませてしまったっていう瞬間だったのでは…。
弟:もうちょっと楽しい話をしようかなって思ってクリスマスにこの映画選んだのに、なんでこんな暗い話に…。
▼話したこと
メリークリスマス!/iPod touchをサンタにもらった話/サンタの正体をどう知ったか/2008年の映画なのに古くない/ピクサーの無機物がかわいい/全てが自動化されて宇宙で生きる人類/自動化で本人たちは幸せなのでは/大昔の人が現代を見たら怠惰に見えるか/人類はシステムの奴隷に、ロボットの方が主体的/アルゴリズムが絶対神の世界は脆い/進撃の巨人とウォーリーは同じ状況/人類小麦の奴隷説、人類は小麦化して良いのか/他の生命をコントロールしたい人類の欲望/宇宙船ではきっと培養肉を食べてる/クリスマス配信なのに暗い話になってしまった
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