OM-D E-M1 Mark IIとM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの良さを再認識した
最近は単なる休日の外出だけでなく、平日の通勤にもカメラを持っていくものの、「これだ」と思う写真を撮影できていない私です。
やはり漫然とカメラを持っていくだけではいかん。良いスポットで良い写真が生まれるのだ。
ということで、近所の大きな公園に桜を撮りに行ってきた。
機材
用意したカメラは2台。
・OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
・FUJIFILM X-T4 + XC35mmf2
最近の冬旅カメラ枠はGX7 Mark IIが無双していたのだが、今回はお休み。
標準画角はX-T4、超望遠枠はE-M1 Mark IIで桜の写真を収めようという魂胆である。
実践
当日、幸い天気に恵まれる。
一先ずX-T4でパシャリ。
色を確認しクラシッククロームになっていることに気付く。
X-T4はRAW現像しない主義なのだが、フィルムシミュレーションを間違えると少し悲惨。慌ててASTIAに切り替える。
や、クラシッククロームも青がはっきり出てイイんだけどね。
こちらのほうが好き。
少し歩くと池があり、カルガモがお出迎え。
しばし池の周りで撮影を堪能するものの、いやいやこれが目的じゃないと思い桜に向かう。
桜は満開に近い。
構図を決めてパシャリ。
うーむ、こんなものか...?
もっと印象に残る、良い写真が撮りたい。もっと被写体が欲しい。
主題は桜だが副題がない。何か、何かないか。
あ。
そうだ、鳥だよ。
水辺に近いから鳥が来るんだよ。
そうと決まれば桜+野鳥で構図を探すことに集中する。
しかしこのレンズ、ザ・ "m4/3で超望遠入門"程度だが大丈夫か?
あとAFがどこまで信頼できるのかが全く経験がない。不安だが実践で調整するしかない。
結果として、シングルAF+MFを駆使し満足いく写真を撮ることができた。
(トリミング有り、RAW現像あり)
ちょっと現像しているものの、最初にしてはなかなかちゃんと撮影できたのではないか?
いや、1時間ほど粘って成功写真がこれだけなのは失敗か?
撮影時に何をしていたかと言うと、
①目視でおおよその位置を把握
②シングルAFでおおよそのピントを合わせ、
③MFに切り替え高速連写
という流れになる。
このとき、レンズ側にMF切り替えがなかったのはそこそこ辛かったというのが正直な感想。
ボディ側のボタンを押し、MFで合わせたスキに飛び立ってしまったことが何度もあった。
また、プロキャプチャーモードは使い方が分からず断念。いつ撮影が始まって終わったのかがよく分からなかった。機材未習熟故の手痛い失敗よ。
また、AF追従を設定しても花の影に隠れた瞬間にピントを外す外す。お陰で最後はMFだと思い知らされた。
しかしチャンスを棒に振りながらも次の機会を待って、良い構図になりそうな野鳥を撮影し続けた。
結果は満足。レンズの描写はちょいと分からないが、特段酷くはない。拡大したらハイライトがにじんでいたり、カリカリ描写じゃなかったりするが、デスクトップの壁紙にする程度ならば許容範囲内だろう。
逆に、その程度の欠点でこれだけ軽く短いので、取り回しも楽なのは反則である。
また、何よりも安い。自分は150-600mmのフルサイズ対応超望遠ズームも持っているが、そこそこ高い上に重い。今回ので「あ、もうマイクロフォーサーズでいいわ」となったもん。
また、高速連写が相当利いていて、E-M1 Mark IIでなければ逃したかもしれない。ビバ高速連写。
そんなこんなで急遽動体撮影体験をした訳だが、スポーツのような楽しさがあった。
野鳥好きじゃなくてもハマる要素はあるんだな。そっちの沼には行かないけど。
今回は身になる撮影会だった。
やはり行動あるのみ。思い付きであっても。
終わり。