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一番愛してくれたのに付き合わなかった人



私には、最終的には私がお断りして付き合わなかったけれど、たぶん人生の中で1番私のことを愛してくれた人が居ました。

その人との出会いは、彼からのナンパ。

ある日友達と街に飲みに行った時に彼らからナンパされ、一緒に飲みに行ったのがきっかけでした。

彼らは私たちの10個上。

ナンパされた時、正直私は『なんでこの人コーチの靴履いてるんだろ?あからさまにコーチの柄すぎてダサい...』と思ったけれど、別に付き合う訳でもないし、あまり気に留めませんでした。
(この後、彼は夏のデートの全てにこのコーチ柄の靴で登場します...笑)

彼と友達、私と友達の4人で楽しく飲みました。

ノリで花火もしたりして...


そんな時、事件は起きました。

4人で歩いていたはずが、彼の友達とわたしの友達が見当たらない...

電話しても出ず、『えっ..どこに...』となって2人で探していたら、着信があり友達からだった。

『どこにいるの?』と尋ねると、『今、(彼と)一緒に居るんだけど、もう酔っ払ったし解散しようってことになったから、このまま帰るね』と。

何かあったか、なかったか真実は知らないが、このまま解散することになった。


そして2人きりになった私と彼。


『もう一回どこかで飲み直さない?』と言われたけれど、お断りしてこの日は解散することに。


ただ彼に『連絡先だけ交換して欲しい。』と言われ交換し、家に帰った。


その後、彼からは10個年上だからなのか、なんなのか絵文字でギラギラのLINEが届いた。

正直、男女で差別する訳ではないが、私は男性からのLINEは絵文字控えめのシンプルな文面が好みなので、若干引いた...笑


私からの返事はそっけなく、絵文字無しも当たり前。
返信も1週間後とかもザラだった。

たまに追いLINEしてくることもあって、少しウザかったが、彼は私のペースに合わせてくれ、返信を急かすようなことはなかった。
そこは良かった点だ。


たまに彼は『◯◯は、アメリカにでも居るのかと思うくらい連絡の時差があるな!笑』と言われていたが、そんなことも私は気にしない為、自分のペースを変えなかった。


それでも、彼は根気強く連絡をくれ、私に会いたいと言っていた。


その頃、私は彼氏とも別れ、誰かに話を聞いて欲しいこともあり、『人目がある昼間なら会っても良いよ』と言い、会うことになった。

それを気に、私たちは度々会うことになっていく。
2人で会うだけではなく、友達を含めた飲み会なども開いていた。

彼は、車で3時間くらい掛かる離れた場所に住んでいた為、私に会う為だけに来てくれていた。

愚痴はたくさん聞いてくれるし、
私がどんなにワガママ言っても受け止めてくれるし、
私のやりたいこと、行きたい場所は必ず叶えてくれる...


そして、どんな態度を取っても、どんなに連絡がつきにくくても私のことを『最高の女だ』と言ってくれていた。
が...私は内心『なんであなたに“女“って呼ばれなきゃいけないのよ!“女性“って言いなさいよ!』と思っており、その呼び方には腹を立てていた。


急に私が思いつきで『今日ここ行きたいんだけど!』と言えば、飛んで来て連れて行ってくれたし、

『これ可愛いね』と眺めていれば『似合う!良い女が着たら何でも似合うなぁー!』と言い買ってくれた。


1番ビックリするのは、付き合ってもいないのに指輪をプレゼントされたこと。


衝撃だった...笑


住んでる地域は離れているが、彼は私が日曜日固定休ってことを知り、自分はシフト制なのにも関わらず、私に合わせお休みを取り、お休みの日は『そっちに行こうかなって思ってるんだけど、予定どお?』と聞いてきた。


私は、ほぼほぼ『予定あるから無理!』と答えることが多かった。


それでも、彼は私の暇な日を見つけては会いに来ていた。


そんな彼は仕切りに『俺たち付き合ったら良いと思うんだけどどうかな?』、『そろそろ付き合わない?』と言っていたが、私の答えはいつも『うーん、考えとくね!』だった。

それでも、彼は私が彼の服装へのダメ出しをするば、会う時までに違う服を購入してまで私のことを振り向かせようとした。
私に会う前に、私の好きそうな服を新調してきたり...笑


彼は付き合ってもい居ないのに『結婚したら働かなくても良いし、マイホームも買ってあげる。それくらいの貯蓄と給与はあるから養っていける。絶対幸せにする。』と言っており、そこには若干惹かれた!笑

彼の職業が救命救急士としっかりしていた。


何でも私の望みを叶えてくれる...

職業も安定している...

お金もそこそこありそう...


普通なら、結婚は置いといたとしても、付き合ってみても良い条件なはず...


だけど、なんだろう。

なぜだか、私は付き合う気に中々なれなかった...


そこには、どうしても付き合うことに踏み切れない重大な理由があった。


次回、その重大な理由を書きます。


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