この人と結婚すると思ってた②
誰が何を言おうと私にとっては、彼が1番で彼以外は考えられなかった。
だから、私がいつも謝っていた。
切れそうになりながらも、ずっと繋がっていた糸。
警察沙汰になった時、旅行先だった為、警察の人に『一緒には泊まらせれない。』と言われ、夜中だったこともあり彼は車、私はホテルに泊まった。
警察の人にも『これは直らないから、悪いことは言わない。別れた方が良い。明日朝、JRで1人で帰りなさい。』と言われた。
ホテルで1人ぼっちで泣いていると携帯が鳴った。
彼からだ...
出ると『何してんの?早く車来いって!』と言われ、私が『でも、警察の人が見張ってるから今日は行っちゃダメって言われた。』って伝えると、『そんなの嘘に決まってるだろ!いいから早く荷物持って来い!』と言われ、私は別れたくない一心で彼の元に走って行った。
彼は『寝てるかと思ったけど、すぐ来たから許すわ!』と言った。
今思えば何て上から目線なんだろう...
それから車中泊し、翌日の朝、彼は『寂しい思いさせてごめん。警察は、俺たちのこと羨ましいから別れれなんて言ったんだ。俺が大人気なかったごめん。』と言われ、私はそんな彼をやっぱり優しいと思ってしまい、交際は続いた。
それから少し彼は優しくなった。
やがて彼は独立することになった。
自宅件美容室を建築することになったが、それは私と彼が住んでいる地域ではなく、彼の地元でお母さんと一緒にお店をやるとのことだった。
彼が同じ地域から居なくなる寂しさに涙が出たが、彼を応援したい気持ちが強かった。
当時、私は彼と結婚すると思っていたので、美容室のロゴのデザイン、名前、家のデザインなどは私が担当し、彼もそれを喜んで受け入れてくれた。
だから、もちろん彼も同じ気持ちだと思っていた...
そこに私の人生で1度目の衝撃が走る...
それは、彼と従姉妹との浮気...
従姉妹が彼氏と上手くいっていないのは聞いていたが、まさか両方に裏切られるとは思っていなかった。
なんか最近両方と連絡つかないことが増えたり、彼に予定が増えた。これか...
なぜ分かったかと言うと、私がお母さんと出掛けてる時に、従姉妹の車を彼が運転し、従姉妹が助手席に乗っているのを見かけた所から始まり、それを私の友達に話したら、『それ絶対浮気だわ!』となり、友達と夜従姉妹の家の駐車場を見に行くと、彼の車が停まっていたからだ。
この時は本当に悔しかった...
だけど、なぜか私は彼を奪い返すと誓ってしまう。
それからさらに何ヶ月か経ち、私の人生に2度目の衝撃が走った...
それは、
勤めていた会社の倒産だった。
急に職を失った...
自分の人生にこんなことが起きるとは思わなかった...
その夜、彼に会う予定があったが、会っても中々その話しを切り出せず...
夜に突然号泣する私に『えっ!なした?』と言う彼。
一通り説明すると彼は『泣くほどのことじゃない。次探せば良い。』と簡単に言った。
悩んでいても事実は変わらないので、私は職探しを始めた。
彼と結婚したかったので『どうせなら、そっちの地域で探そうかな?』と言うと『いや、こっちじゃなくて良いって!』と冷たく返された為、2ヶ月後私は今まで通り地元で就職した。
ここから彼の異常な束縛が始まる...
私が出勤前に化粧をしていると『誰に見せる為に化粧してるんだ!男誘うためか?スッピンに眼鏡で行け!』、『俺が職場まで送り迎えしてやる!』、『新しい男作る為に、職場そこにしたんじゃないのか?俺は許可してない!』などと言い出す。
私はただ彼の地元で就職するのを断られたから、ここにしただけだし、彼以外の人との出会いも考えてはいなかったが、彼との付き合いにも疲れてきた時期ではあった...
それからは、私は彼に対しての気持ちが徐々に薄れていく...
そう。彼が思っていた通り、後に次の私の彼氏になる人と出会ってしまったのです。(しかし、この人とも結婚しません...笑)
そんな感じで、今までのことが嘘のように私の彼への気持ちは一気に冷めていきます。
ある日、彼とLINEでケンカになり彼から『もういいわ!さよなら!』と来た。
前までの私なら『ごめんなさい。会って話したい。』って言ってだと思うけれど、この時は『彼が別れたいなら仕方がない』という気持ちだったので既読をつけて返信せずに終了した。
彼のことだから、これで私たちの5年間の付き合いはあっさりと幕を閉じたように思えた。
それから1ヶ月後...
私は楽しく職場の飲み会に参加していた!
そこで携帯が鳴る。
彼からだ...
内容は、『荷物今日持って行きます。』だった。
私は『今日、飲み会なので無理です。』と返した。
彼は『俺は今日しか行けないんだわ!今日じゃなければ郵送します。』ときたので、
『はい。郵送でお願いします。』と返信した。
すると...
急に、
『俺のこと嫌いになった?』と返信がきた。
『嫌いにはなってないけど...』と返信すると
『俺もだよ。いつでも予定合わせるから会ってくれないかな?俺、この1ヶ月ずっと返信来るの待ってたんだ。ちょうど今日で1ヶ月経った。それでも来なかったから、それがあーちゃんの出した答えなんだって思った。でも、どうしても諦め切れなくて』と返信がきた。
私には彼がこんなこと言うなんて予想外過ぎて衝撃だった...
その後、私達は復縁する。
でも、その1年後に本当にお別れする。
続く...
次回は、復縁〜別れまでを書いていきます。