見出し画像

小さな食堂でウクレレ教室をしたら楽しすぎた話③私にはどのウクレレがいい?

ウクレレ選びに悩む人は少ない。(言い切ります)

ほとんどの方が真新しい楽器(ウクレレ)を背負って、やって来ます。
「ウクレレ買ったのですが。教えて欲しい」

どうしてこのウクレレを選んだのですか。

え?楽器店にこれがあったから。プレゼントされたから。ハワイのお店でこれが輝いていたから。母が弾いていた古いウクレレです。

理由は様々ですが、そのウクレレとご縁があったのだと思います。

でも体感ですが2割くらいの人が
「ウクレレは何を買ったらいいのでしょうか」と悩まれているかな。

まず、ウクレレを1本も持っていなくて、買うことを迷っている人は、まだ本気でウクレレをしようとは思っていないと気付いてほしいです。これほんと。「ご縁」があればウクレレを手にしていることでしょう。

そんな占い師さん的な話なんかい!!

ちゃいます💦ウクレレの種類について、ここから。

ウクレレのまず種類分けにあたり、ご存じのように、ウクレレの「サイズ」、ウクレレの「素材」、ウクレレの「弦」、ウクレレの「メーカー」があります。

そのうちの、何から決めるか。「メーカー(ルシア―さん)」から決める人も多いかもしれません。(ルシア―さんとはウクレレを作る職人さんのこと)

メーカーはどこでも良くても、サイズは重要とお考えかもですね。ウクレレのサイズは「大」「中」「小」程度です。(厳密には違う、それ以外もある)

素材は、ハワイアンコアからマンゴーや竹などもあり、それぞれ素材特有の音になりますので、これも重要とお考えの方のいらっしゃるかもしれません、また素材が同じでも弦が違えば、同じウクレレも音色が変わります。


さて、どうやって決めましょう。これだけ一つ一つ違って。結局は、やはり、「ご縁」なんです。すみません。好きなシェイプ(形、デザイン)、好きな音色、好きな抱え心地、『その時の自分好み』でいいのです。自分の直感を信じて!この人の条件は素晴らしいから結婚しなさいと言われてもタイプじゃなかったりタイミングが違ったら結婚できないのと同じなのです。

しかしながら、一応、ウクレレのメーカーさんの情報、これまでに集めたものを書き残したいと思います。

可愛くて見てるだけのウクレレもあり

ウクレレが生まれたところはハワイで、それは1879年であり、ポルトガル(マデイラ島)の楽器職人さんがウクレレの原形を持ち込んだのが始まりの話は②にも記しました。ハワイ島に移り住んだヨナ・クマラエ(Jonah Kumalae)のウクレレが生まれて爆発的にヒットし、ギターメーカのマーティンが製造を開始(1915年)し、ハワイにカマカ(1916年創業)が生まれました。

どんどん勢いがつくウクレレの人気かと思われましたが、1930年ころに生まれたエレキギターが1960年には勢いを増し、そのムーブメントにウクレレは押し切られてしまったのでした。一旦マーティンは製造を中止。そんな中、ずっと絶え間なくウクレレを製造し続けたのがカマカをはじめハワイのルシア―さんたちです。


現在では、カマカ以外に大手はアルビン・オカミの「コアロハ」があり、職人さんのウクレレは、Gストリングス、サニーD、コオラウ、デビッド・ゴメス、カニレア、ハワイに移り住んだ日本人のルシア―さんが作るホヌアウクレレなど。ほかにもたくさんあります。

日本のウクレレもメーカーさんものもルシア―さんのものもあります。

さらっと、有名な日本のメーカーさんとしては、やはり、「フェイマス」!!素晴らしいウクレレですね。しっかりとしたブランドを築いておられます。そもそもは「三つ葉工芸」という家具屋さんだったところに「キワヤ商会」さんという蓄音機などを販売する歴史ある楽器店さんが発注したことで「フェイマス」が生まれます。

三つ葉楽器さんは三つ葉工芸から名前を替えて、今ではハワイにも拠点をおき自社ブランドも立ち上げられています。
ウクレレメーカーさんには、「フェイマス」「キワヤ」「ゼファー」、あと「フジゲン」などあります。

日本のルシア―さん(ビルダーともいわれる職人さん)のウクレレもそれはそれは、たくさんありまして、全部はご紹介しきれないくらいですが、たくさんウクレレを出されているのは、例えば、Urabe、Asturias,  Nakanishi,    Seilen,  T's,  Isana などなど。※名前を変更されたり、制作を止められたり他と共同で制作されるようになったり常に成長されています。なのですでに新しいウクレレがない場合もあります。

そういうことで。どういうこと??

種類が多いということで、ウクレレとの出会いはやはり結局「ご縁」ということに落ち着きます。

「ご縁」のエピソードを3つ。

仲良くしてくださっているウクレレの師匠(ウクレレ歴50年)の一番大切にされているウクレレは、モロカイ島で出会った8弦ウクレレ。メーカー不明。見つけたとき雷に打たれたようになったそうです。絶対に売りたくないという持ち主を説得し、持ち帰ったというもの。

今、人気絶頂のウクレレ奏者さんのワークショップにて。その方が、おもちゃの小さな、チープっぽい、プラスティックのウクレレで「クレィジーG」弾かれたのですが、涙が出るほど素晴らしかった。

最後に、私が、とても興味を持っているウクレレは、ワイマナロ(オアフ島)にお住いの日本人ルシア―、Macさんの「ホヌアウクレレ」。ストリーを知るとMacさんに会いに行って、自分の好みを伝え、私のサイズでウクレレを作ってほしくなりました。最高の贅沢になりますね。どうかご縁がありますように。


つづく






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?