NHKからブルーリボンバッチを外すように要請される
先日和歌山県庁で出馬表明をした記者会見では、NHKの記者から「ブルーリボンバッチを外してもらえないか。」という異例の要請がされました。これまで何回か記者会見に臨んだことがありますが、そんなことを言われたことは初めてです。
ブルーリボンバッチは北朝鮮による日本人拉致事件被害者を救出することを目的とした日本の社会運動を標章するものであり、そのバッチを外すように促すことは、国の重要課題を公共放送が否定するような行為であり、非常に違和感を覚え、外すことを断りました。
その記者は上司に連絡を取り、「そのままで構いません。」ということで一旦は終わりましたが、非常に問題を感じましたので、記者会見後にX(旧ツイッター)で投稿をしたところ、大きな反響があり、そのインプレッション(表示された数、コンテンツを見た数)は630万超。東京都知事選挙で石丸伸二を批判した時とほぼ同数、しかも石丸現象は中国からのネット工作を感じましたが、今回のXの反応はほぼ日本国内におけるものであり、日本人が非常に大きな関心を抱いたことが分かります。
その影響の大きさのためか、すぐにNHK和歌山放送局の幹部から詫びの電話をもらいましたが、その時の釈明が、「正確な意図が伝わらなかった。記者会見時にブルーリボンをつけることは何ら問題ない。実は選挙用の写真を撮るときにバッチにあたるものを取ることになっているが、それを記者会見前に要請したものであって、タイミングを間違えた。」というものです。
マスコミ各社が選挙用報道のために使う写真では全てのバッチを外して撮影することとなっていますが、その写真は記者会見後に撮ることが慣例となっており、今回も幹事社の方から記者会見後に写真を撮ることを伝達されていました。その慣例は私も十分知っていますが、今回違和感を感じたのは記者会見時に外すことを要請されたこと、しかも「バッチ」ではなく(私はいつもブルーリボンと合わせて4つのバッチをつけています)、「ブルーリボン」と特定されたこと、NHKの記者は会見前に上司とやり取りをしていることから、記者会見時に何らかの意図をもって外させようとしたと思われることです。
NHK内に反日としか思われないような報道姿勢や、思想の持主がいることは前々から感づいていましたが、それが端的に出てしまった事例であり、私は拒絶をし、曝露をすることにしました。予想外の反響の大きさに驚いたのはNHKだけでなく、実は私もですが、多くの日本国民は真っ当な常識があることを改めて確認することができ、少しだけ胸がすく思いがしました。