あと10年で初老
一説によると「初老」とは40歳のことを言うらしい。
年齢を気にする私は先日30歳になってしまった。
私が年齢を重ねる毎に悲観的になると周囲は決まって「年齢なんて飾り」「まだまだ若い」と言って励ましてくれる。それはたぶん励ましにしか過ぎず、きっと私の目尻の小じわに目線がいっているはず。
若さでチヤホヤされることほど気持ちのいいものはない。
「実は30歳なんです」
「全然見えない!」
私にとってこのやりとりはこんにちは、おはよう、と同じで意味はないが何となく言っておかないとお互い気が済まない程度のもの。
「実は30歳なんです」の「実は」は、私にとって「(もう人間として、女として高年齢なのだけれど、気持ちはずっとあの日のままで。まだ何でもいけちゃうって思うのですが)実は」でしかない。
年齢だけではない。どうしても、どうしても自分を誇れない。外見や性格、仕事もどれだけ力を入れても周りを見たら遥か上に立つ人が山ほどいる。そんな中に、惨め、偏屈な私が憧憬のまなざしで見上げている。
個である自分への認知が低いのだ。
幼い頃から人並みを目指してきたばっかりに、それ以上にはいけなくなってしまっている。取り返しがつかない事態だ。
そんな私の本noteでは、恋愛について主に語りたい。
すべては個である自分を愛するために。他人を愛せるようになるまでの、こじらせ三十路女の自戒。
※並大抵のこじらせではないため、凝り固まった思考が皆さまを不快にさせる場合があります。その際は目を閉じ耳を塞いでいただけると良いかと思います。
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