♯1 2歳児
様々なお子様と関わってきて約10年が経過。これまでの10年で約300人ほどのお子様と関わってきました。主に特性のある2歳〜18歳の方が中心です。約10年分が皆様の力になればと思い、発信してみることにした!毎日1000文字程度を投稿していきます。興味があれば、ぜひ読んでみてください。
記念すべき1回目は、"2歳児"について"語る。
特性のある2歳児は、言葉の発達やこだわりなど少し違和感を感じることがあると思う。そんな時、皆様ならどうするか?
私なら、親以外の第三者に預けて見てもらうことをすすめる。親だとどうしても主観が入ってしまい現実を受け入れることが難しかったり、これはできると思い込んでしまう。それだと子どもの成長を妨げてしまう。
2歳児を受け入れてくれる園も多いが、少ない人数での関わりは難しいだろう。それだったら、児童発達支援サービスや子育て教室など少ない人数で関わってくれるところ探してみてはをどうか?
オススメなのが、離れて子どもの様子を客観的に見ることだ。できていることもできていないことにもきちんと目を向けることで、子どもの成長をサポートできると思う。
そこで得た学びを日々の生活で実践していくことがポイントになる。問題なのは、どこかに任しておけばいいやという考えだ。小学生などの習い事であればそれでいいが、2歳児にそれはよくない。
では、ここから私が関わってきた2歳児の様子をいくつか紹介しよう。まずは、上手く言葉が話せなかったAさん。
Aさんは、「ばいばい」や「リンゴ」などいくつかの単語は話せたがそれ以外は上手く話せない。それでも私と関わる中で理解できる言葉が増えていく。そして復唱できることも多くなってきたのだ。自宅でも、言葉の理解が円滑になっていくことで上手に関わるようになってきたのだ。
続いてはBさん。Bさんは、多動傾向にあり言葉を話すどころではない。当然、私と関わるよりおもちゃなどのモノに興味がある状態だった。
そんなBさんと関わると私ではなくモノにしか目が向かないため、まずは椅子に座ってもらうことを覚えてもらう。椅子に座る習慣がない2歳児だと時間はかかるだろうけど、繰り返し行う中で少しずつ座れるようになる。まずは、モノを通して人との関わりを覚えてもらう。そこから、少しずつ言葉というモノに触れるのがオススメだ。
AさんもBさんも、まだまだ課題はあるものの過去と比較するとかなり成長をしている。しかし、これは私のおかげではない。私の言ったことを実践してくださったり、真摯に向き合った親御様のおかげだ。
そんなお子様や親御様の後押しをこれからもしていきたい。
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