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♯84 言葉②

 84回目の今日は、言葉シリーズ第二弾。まずは、昨日書いたことを復習していきます。私は、言葉を上手く使用できない特性のあるお子様を大きく3つのグループにわけて考えてみました。

 ①言葉を知らない
 ②言葉は知っているが出てこない
 ③言葉の使い方が間違っている

 今日は、②言葉は知っているが出てこないお子様について書いていきます。知的に遅れはないが、上手く言葉が出てこないお子様は多いですよね。私がかかわるお子様の中にもそうした方はおられました。そんな時、皆様ならどうされますか?

 私は、覚えた言葉をアウトプットするトレーニングを行いました。というのも、特性のあるお子様は、同じ言葉を使いがちです。それを減らすためには、日頃から様々な言葉を使う必要があるのです。

 では、ここからはどのようにアウトプットするかについて書いていきます。正直、話す中でアウトプットするというのは難しいと考えます。そのため、書字ができる方は作文のような形でアウトプットするのをオススメします。まだ、書字ができないお子様であれば、大人が書きながら、お子様のアウトプットを助けてあげてください。

 では、ここからは私が実際にかかわったお子様を例に紹介していきます。pさんは、当時、ADHD傾向の年中のお子様で話すことがとても苦手でした。知的遅れはなく、話すところ以外は大きな問題はありませんでした。しかし、話すなると、どうしても上手く言葉が出ません。

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