男性の結婚願望
こんにちは、ぽよです。
私がYouTubeを見漁っている結婚相談所「ナレソメ予備校」様の動画には、結婚に関するお悩み相談が日々送られてきています(マジレス婚活相談)。その動画を観ていると、男性の結婚願望の有無を確認したい女性が一定数いそうなことに気がつきました。
確かに、「付き合って〇〇年経つ彼氏が同棲を決心してくれない」とか「彼氏に結婚する気があるか訊いたところ、1年一緒に住んでから判断したい」など、彼氏がどんな心持ちなのか分からないまま婚期を後へ後へとずらされるパターンが多いように思われます。このような例は枚挙にいとまがなく、例えばこの動画の1人目、3人目みたいな感じです。↓
お恥ずかしい話ですが、私も結婚願望が固まる前はこうしてはぐらかしていた男性のうちの一人です。今回は私やその友人を例に、男性の結婚願望がどういうときに固まるのか、なぜ結婚を後送りにしようとするのか、また結婚願望の無い時に発する言葉やその意図について書いていこうと思います。
1.男性の結婚願望全般にいえること
私の観測範囲内の感覚ですが、基本的に20代くらいの若い男性にはあまり結婚願望がありません(私が大学卒であるため、高卒や中卒のコミュニティに比べるとやや晩婚気味のコミュニティではありますが)。
男友達と銭湯に集まって話をしていると、20代半ばころまでは「今の彼女と結婚したくないわけじゃないけど、もうちょっと遊びたい」や「結婚したらもう恋愛できないって思うと、まだいいかなって感じ」などの話ばかりでした。
そして結婚の少し早い友人が25で入籍して以降、20代後半が見えてくるにしたがって「俺もそろそろかなって思ってるけど、今の彼女メンタル不安定なんだよなあ」とか「今の彼女とズルズル付き合うのも時間もったいないし、そろそろ結婚考えて次の彼女探すかなあ」など、友人の結婚を機に徐々に結婚へ気持ちが高まっていく様子が観測されていました。ちなみに私のいたコミュニティでは、こういう話をするのは決まって銭湯でした。なぜかはわからないけど何だか開放的な気持ちになるんですよね。
このようなやり取りを経て、20代後半になるにつれて男性陣は徐々に結婚願望を手に入れ始めるわけです。これは内閣府の統計データともおおよそ一致しています(男性の初婚は27歳が最も多い、女性の場合は26歳。初婚の平均年齢は男31女29.4ですが、これは晩婚化により平均年齢が高くなっているだけです)。※リンク先は内閣府男女共同参画局の統計データ
2.男性の結婚願望が生まれる時
これも個人的な観測範囲の話で恐縮ですが、やはり大きくはこの三つだと思います。個人的な観測範囲というよりも、私の場合ですかね。
①周囲の友人が結婚し始めた時
②恋愛に飽きた時
③今の彼女が自分の付き合える最高の人だと思った時
①周囲の友人が結婚し始めた時
女性陣の皆様はあまりイメージがわかないかもしれませんが、成人男性が集まってすることはもっぱら飲み会です。飲み会で「学生の時こんなバカなことしてた」だの「誰とヤッた」だのというなんの意味もない会話をして大笑いして楽しむわけです。我ながら実にバカな生き物だなあと思います。いいんです、楽しいんだもの。
しかしその飲み会の中に既婚者がいると、少し話が違ってきます。これまでのバカな話と打って変わって「妊活の計画もあるからあと何回飲み会これるかなあ」とか「お前家どこに建てた?いくらだった?」とか「息子が最近電車にゾッコンでなあ」とか、とにかく家庭の話ばかりになります。こうなると、下世話な話で盛り上がりたい独身勢はなかなか話についていけません。それゆえ、自分が独身だった時にはこうした話に寂しさを覚えたのを今でも思い出せます。楽しい飲み会で下世話な話をして盛り上がれると思っていたのに、自分のついていけない話で友人が盛り上がっている切なさ、、、
あの切なさを覚えた時、「俺も結婚して皆と結婚トークしてえ」という気持ちになったのを今でも思い出せます。大学を卒業してもなお仲良くしている友人との飲み会で、話題についていけないという焦燥感たるや。まぎれもなく、私が結婚願望を意識した第一歩です。
②恋愛に飽きた時
これはあまり参考にならないかもしれませんが、一応。私は今の妻と婚約する前一度別れた(距離を置いた)期間がありましたが、妻と出会う前及びこの別れた期間でマッチングアプリにて数多の女性とデートを繰り返しました。
最初の頃はデートそのものを楽しんでいましたし、少しずつ自分のトーク力や提案できるお店のバリエーションが強化されていくのも楽しかったですし、いろんな方とお付き合いすることで色々な人間関係を楽しめたなと思っています。性欲を満たしていた、というのをオブラートに包んで表現しているだけと言われれば、それまでかもしれませんが。
アプリで男女関係を作っては壊れ、作っては壊れを繰り返していくうちに、段々と虚無感みたいなものに襲われるようになりました。飽きです。
パターン化した関係を作っては振り出しに戻る生活に、いよいよ飽きがきました。そんな時、「結婚したらこれも少しは変わるのかな?」という気持ちがよぎったなあと。このあたりで、もう彼女作りは止めて真剣に結婚相手を探そう、となったわけです。彼女止まりの遊びな恋愛はもうなんだか昔のゲームみたいにつまらない、何なら恥ずかしいようなものに見えていました。妖怪ウォッチみたいに、昔は楽しかったけど今はもう5分もやったら飽きちゃうような、そんなつまらなさです。お前20代後半でまだ妖怪ウォッチやってんの?って言われたらちょっと気恥ずかしいじゃないですか。
③今の彼女が自分の付き合える最高の人だと思った時
②のように遊びのような恋愛を繰り返していると、自分の相場観がなんとなくわかってきます。めちゃくちゃモテるわけじゃないけど、全然モテない部類ではなかった(と思いたい)私。いいねが1000件を超えているような超絶美人にはもちろん見向きもされず、いいねを送ってもまったく音沙汰なしでした。しかし
・見た目は普通だけど、年収や学歴が高い人
・見た目は綺麗だけど、年収や学歴が低い人
・見た目も年収・学齢も申し分ないけど、性格に難がある人
このように全て完璧というわけではない人であれば、ある程度は相手をしてもらえるような状況にいた私。その時アプリ経由で付き合っていた彼女(現在の妻)は、やや性格が難しいものの、それを差し引いても私にはもったいないくらいのスペックでした。性格についてもお互いこれから話し合ってすり合わせていけば何とかなるんじゃね?と思った時、妻の欠点に思えるものが0となりました。
「この人よりハイレベルな人にはアプリでも相手されてないし、もうこの彼女が俺の付き合える最高の人なんじゃね?」
そう思った時、妻との入籍が頭によぎり始めたのを覚えています。それまで妻に結婚を見据えた同棲を打診されても「あと半年かな~」などとはぐらかしていた私は、ついに同棲へ向けて気持ちが動き始めました。
3.なぜぽよは結婚の時期をはぐらかしたのか
なんで男は結婚の時期をはぐらかすのか?なんで同棲や婚約くらい素直に受け入れてくれないのか?という疑問に対し、ぽよの気持ちでお答えしたいと思います。遊びたい、今の彼女とやっていけるか不安、などが特に大きいでしょう。
今の彼女とやっていけるか不安、というのはある意味真っ当かもしれません。例えば子供をいつ生むか、家はどこに建てるのか、妻が不機嫌になったらめんどくさいな、家事をどうするか、お金の配分はどうするかなど、考え始めればキリがありません。特にお金について、夫婦では女性よりも男性の方が年収が高いことが多いです。そのため専業主婦になりたいだの贅沢な暮らしがしたいだのと言っている女性と結婚したせいで自分の生活レベルが下がったらどうしようという気持ちもあります。独身は本当にお金をたくさん使えますからね。
※リンク先は明治安田生活福祉研究所の調査データ。やや古いが。
ぽよもその例に漏れず、妻が専業主婦になりたいと言い出したらどうしよう、家で不機嫌になられたらめんどくさいな、などと考えていたので、結婚に対して前向きになれませんでした。
そしてもう一つ、結婚願望がない理由として女性に言いづらい第一位、「結婚すると遊べなくなる」があります。もちろん彼女がいても遊べませんが、遊びたい時は最悪彼女と別れればすぐ遊べます。彼女がいるときに女性とサシで飲みに行っても、最低と言われるだけで法的な責任は問われにくいです。こうした関係は、既婚者では全く話が異なります。
既婚者が女性とサシで飲みに行けば、不法行為となりえます。妻が嫌だから別れようと思ったって、離婚には双方の同意が必要ですから、一朝一夕にして離婚できるわけでもありません。性欲に脳を支配される方の性別こと我々男性にとって、遊べる可能性がなくなるというのは非常に恐ろしいことでした。
私の場合は、最悪彼女と別れた時に声をかけようと思っていた人が何人かいたので、その何人かと付き合ったらどうなるのかなあ、という興味がありました。そのため今の妻に「同棲しよう」と言われた時には「半年待ってくれ」とはぐらかしました。その半年で遊びたいという気持ちに決着をつけよう、誰と結婚するか判断しよう、という心づもりでした。私がもっと倫理観に欠けた人間であれば、おそらくこの半年の間にその何人か全員と会って遊んでいたことでしょう。倫理観が下の上で助かりました。
4.男性の結婚願望をムリヤリ作り出すには
では、どうすれば男性の結婚願望を作れるのか。キーワードは、女性からの圧とリード。結婚したくない男性に結婚を決意させようと思ったら、結婚したい側が腹を括って行動するしかないのです。そんなのはおかしい!男が悪いんだから男が甲斐性をもて!と言ったとて、結婚願望の無い男は他の女性へ逃げるだけでしょうから。
実例①:ぽよに同棲を迫った妻
実例②:プロポーズを迫る彼女
不安の払拭と詰問
実例①:ぽよに同棲を迫った妻
前述したように、私は将来を見据えた同棲の打診を半年保留しました。その半年で他の女性と妻どちらが良いか比べようと思ったためです。しかし返答を約束した11月を待たずして、10月にはもう答えを聞かれました。11月って話だったじゃん、と返したところ「もう十分待ったでしょ」と開き直られ、さすがに返す言葉がなかったですね。当時の妻の語気からは「同棲しないならもう別れるしかない」という覚悟を感じました。
この妻のフライング同棲確認は、迷っていた私に「結婚前提で同棲するか、妻を捨てるか」の二択を容赦なく突き付けることになりました。妻以外の女性とはただの友人程度の関係性でしたから、この二択を選ぶにあたって迷う余地はありません。私はいくつかの条件と共に、同棲の打診を飲んでいました。
実例②:プロポーズを迫る彼女
私の友人も、同じく彼女から迫られて入籍を決意した一人です。彼もアプリで出会った彼女と結婚していますが、同棲して半年、入籍するか否かを決めかねていた時だったそうです。
「このままプロポーズせずズルズル付き合うつもり?」
直球で怒られたらしいです。笑
友人としては入籍のつもりがないわけでもなかったけど、アプリで人と会うのが楽しかった経験もあり、結婚に踏み切れずにいました。そこでこの一言。友人からすれば「会って日の浅い人との遊びを優先するか、大事にしている彼女との将来を優先するか」の二択を迫られた形です。迷う余地はなかったでしょう。その言葉で結婚を決意した、と聞いた時、ああ、男なんてみんなこんなもんか、バカだな~と感心してしまいましたね。
③不安の払拭と詰問
先ほどの章で、今の彼女とやっていけるか不安だから結婚を迷う、という事を書きました。これは逆にいえば、こうした不安さえ払拭されれば結婚への意欲は多少なりとも向上することになります。どうしても彼氏に結婚願望を持たせたい人は、彼氏が何を不安に思っているかを徹底的に聞き出し、それらを全て解決していくことで結婚願望を発生させることができるかもしれません。
例えば、以下のようなやり取りが考えられます。
不安があって結婚したくないと言われたら、逆にチャンス。その不安を全部取り除けば結婚したいってことか!任しとけ!と全ての不安を取り除いてしまいましょう。そのうえで後出しでアレコレ条件を付けてくる男はそもそも結婚しようと思っていない遊びの人なので、そんなものはさっさと切り捨てるのが吉です。
5.相手の結婚願望に振り回されないために
ナレソメ予備校の動画にたびたび登場する言葉として「覚悟女子」というものがあります。元婚期はぐらかし男として、非常に有力な言葉だと感じました。これは、彼氏に対して結婚までの期限を区切り、「〇〇までに入籍しないなら分かれる」と突き付け、別れたとしてもその結果を自己責任として受け入れる度量を持った女性のことを指します。
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私の例でも友人の例でもあったように、結婚に踏ん切りのつかない男性は少なくありませんが、そこで彼女が結婚の意思決定を迫ることでこちらの覚悟が決まる、ということは実例として十分あります。
実際、私としても妻にあの時迫ってもらえたことは一生の恩だと思っています。あのまま結婚願望が中途半端なままだったら、今も「もっといい相手がいるかも」とかいって婚期を逃してアプリをさまようモンスターと化していたに違いありません。
男性の結婚願望の有無に振り回されている女性はかなり多い印象があります。そんなものに振り回されるのが嫌だ!という方は、ぜひ思い切って彼氏に迫ってみてはいかがでしょうか。婚活であれば、付き合う前に結婚願望について迫ってみるのもアリです。「〇月には入籍したいと思っている。そこまでに入籍を決められないなら、付き合えない」といった感じです。そこまで言って決心しない男はどうせ結婚する気もないし、結婚する気のある人はさすがにそこまで言えば決断できるでしょう。ぜひお試しあれ。