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【二次創作BL小説】「今、この世界には」(ニョントリ)10,703文字
ジヨンヒョンが日本でのライブ中にケガをした。
ソロステージの時、ダンサーと交差して足が引っかかったみたい.
バランスを崩して倒れる際、右手をついた。
公演終了後、ヒョンはマネージャーと病院へ行った。すっごい腫れてたし。。
親指の付け根の骨折。。全治二ヶ月。。
どんだけケガすんの。。。
右手をグルグルに固定されてヒョンは病院からホテルに帰って来た。
幸い、複雑ではなかったみたいだけど・・不便なのはこの上ないよね..
見るからに痛々しい。絶対、固定ね。
「ジヨンヒョン、大丈夫?」
「ん..。」
「痛いんでしょ?」
「ん。 まぁ、大丈夫。」
「ウソ・・」
「痛いけど 大丈夫!!」
まぁ、自分でコケちゃったから痛いとも言えないんだろうなぁ・・
痛み止めを打ちながら、日本公演は何とかやり終え 僕達は韓国へ帰った。
帰るとすぐに、心配した社長の面談が待っていた..
.
社長室のソファーに、メンバー5人が思い思いに座っている。
「ジヨン、病院には行って来たのか?」
「はい。ソウルに帰ってすぐ。処置は早かったので 元には戻るみたいですけど・・」
「まぁ、意外と親指は面倒だからな。俺もやったことがある。すぐには治らないぞ、覚悟しろ」
「また、そうやって脅かす~」
社長とジヨンヒョンの親子のような会話を聞いていた。
ヒョンが子供の頃からの付き合いだもんなぁ~
日本でのライブの報告と日本事務所との細かい話。
ヨンベヒョンは疲れからか、さっきからウトウトしてる。
テソンヒョンはニコニコと話を聞いてるし、
タッピョンは社長室に増えたフィギュアに夢中・・・
まぁ、いつもの光景だな。。。
「ところで、ジヨン、どうすんだ?
オンマを呼ぶのか? 右手が使えないと、日常生活も出来ないだろ」
社長の言葉に、ヒョンは首を横に振った。
「母も今は忙しいので・・
それに、俺ももう母さんに世話をされるのは・・」
「マネージャーに泊まらせるか・・」
「いやぁ・・俺、他人、無理っす」
「じゃぁ、どうすんだ? 仕事にも支障くるだろ。 オイ! ヨンベ!
お前、しばらく一緒に住んでやれ!」
「ハッ!?」
ウトウトしてたヨンベヒョンが、目を覚ました・
「俺っ?! 無理でしょ」
(うん、たしかにヨンベヒョンがジヨンヒョンのお世話してるとこ想像出来ない。。。。)
社長室の空気が一気に重たくなった..
タッピョンは完全に「俺は関係ない」素振り・・
「家政婦を雇うか、オンマを呼ぶか、メンバーの誰か、だ☆
まぁ、メンバーだといろんなことが都合がよい。」
社長の言葉は暗に答えを導き出してる・・
テソンヒョンは拒否するでもなく、覚悟を決めたみたい。
優しいテソンヒョンだからなぁ・・
「誰か、決めろ」 社長の声。
ジヨンヒョンが口を開く..
「スンリで・・ お願いします」
『 俺っ!?』
そりゃあ、僕、過去一緒に住んでましたよ・・
でもね、訳あって解消したでしょ。
なんでまた、同居なんてできるわけ?
どんな顔して暮らすわけ?
ジヨンヒョンは何を考えてるわけ??
それに何よ、みんなどーして スンリで当然。みたいな顔してるわけ?!
「あのー・・・」
「なんだ」
「それは・・決定事項なんでしょうか・・」
『 あ?! お前、イヤだって言うの!? 』ジヨンヒョンが睨む
「あ・・いや・・」
「リーダーの俺が困ってるのを お前は見捨てることができるの?!」
「そうは言ってないでしょ..」
『そう言ってるだろー!?』
「言ってないでしょ! そんなの、、こっちにも心の準備が必要だって・・」
「なに、わけわかんないこと言ってんのっ!
ツベコベ言うなっ バカッ」
「何でバカまで言われるんですかぁー 僕・・」
「まぁ、いい。
そーゆーことで。解散☆」 社長は、あっという間にドアを出て行った
「エェーーーーーーー」
面談は終わった。。。。
.期間限定の同居。
災難は突然降りかかってくる
どんな顔して、一緒に住むのよ・・
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