
【二次創作BL小説】恋人ごっこ「モンスター」(タプトリ18禁)3,461文字
「スンリヤ。話がある」
グループでのツアーリハが終わった後に、チョイチョイと
タッピョンに手招きされたから、僕はヒョンの元に駆け寄った。
「ん、何ですか?」
「急で悪いけどさ、今晩、練習に付き合ってよ。
お前も用事あるの分かってるけどさ、
夜 何時でもいいんで、俺ん家来て。」
(ん? ダンス練習? ヒョンが??・・珍しい。。kk)
心の中ではそう思っても、口に出してはいけない..
せっかく、ヒョンがその気になったんだからww
タッピョンがダンス練習ねぇ・・・若干の不安は残る,,
「あ、わっかりました☆ この後、友達との約束があるんですけど、
それが終わったら行きますね。待ってて下さい!」
「悪いな。何時になってもいいから! じゃあな」
それがタッピョンとの約束だった。
(ん~ なんでヒョンの自宅なんだっけ・・
事務所の練習室は24時間、自由に使えるのに..。
あー、俺の時間がわからないからか。。)
.
ピンポン ピンポン~♪
鍵を解除する音。
「お前、ウルサイ★ 上がれ。」
「えぇ~?! 人が訪ねて来たのに!! (いきなり、ウルサイって何?(T-T)」
「あっ。スマンスマン! よしよし、よく来た(´∀`)」
(ふんっ。わざとらしい。。)
「遅くなって、すみませんでした」
「いや、俺が無理言ったから。悪いな、自宅まで」
「う、ん。久しぶりにタッピョンの家、来ました~
きれいに片付いてますね。」
「あんま、ジロジロ見るなよ」
「本当は見て欲しいんでしょ? この家具とかさぁ~」
気難しそうな曲線をしたチェアーを指差すと、ヒョンの顔はうれしそうに輝いた。
「えっ、語っちゃっていい?」
『あッ。それはやめましょう! 今日は練習しないとねっ!もう時間も無いし! 練習しましょ。』
「あー。つまんね。」
めっちゃ、ヒョンはがっかりしてるけど、家具の話、長くなるでしょw
今度、また、聞きますからね。
「ささ、練習、練習!」
タッピョンの背中を僕は押した。
「で、どこでやるの?
早く着替えないと・・」
部屋の中をキョロキョロ(・・ ) ( ・・)
「お前さぁー、何か勘違いしてない?」
「ん? ・・・
勘違いって? ダンスの練習でしょ?」
僕が聞くと、
ヒョンはがっくりとうなだれた。
「お前って・・・・」
「何っ?! なんか違うの?!」
「俺が "ダンス"なんて一言も言ったか?」
「えっ..。」
「俺、今、映画の撮影やってるの知ってるだろ?」
。。(絶句)。。
「だって、ツアーも始まるじゃん。」
「俺はダンスなんて一言も言ってない。」
「(あぁ、そう)分かったよ。。
(そっか、)セリフの読み合わせをしたらいいの?」
『セリフの練習なんて 俺は一言も言ってないっ!』
【だからっ☆何なのっっ!! タッピョン、さっきから分かりづらいよ!!
はっきり言って!!!】深夜に、僕の声が響いた・・
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?