メディアのニュースに乗ってみる
皆さんこんにちわ。冬の合間の暖かい日、いかがお過ごしですか。さて今日は最近話題のニュースに乗ってみようかなと思います。
いわゆる【中居正弘事件】ですね。
事件というかスキャンダルというか、なんとも言えない気持ち悪い内容ですが先日フジテレビが社長会見を開きました。
たまたまテレビを観てたので内容を知ることができましたが、いい大人のしかも巨大な歴史ある組織(企業)がいちいち大人の事情とやらの絡みで会見すら公にしない感じにとても日本のメディアの怖さを感じました。
私は55歳男性、まさにTVっ子でした。そしてフジテレビが黄金期。
バラエティに音楽にドラマに目が離せない番組をたくさん作ってくれました。
今の若い方には理解できないと思いますが我々の学生時代はテレビ中心の生活といっても大げさではなかったです。
例えば、学校での朝の友達との会話は昨日のテレビの話題からだし、共通言語はテレビの流行だったし、それこそ政治も経済の動向もすべてテレビからしか得られなかったくらいでした。なので逆にテレビが発信することはある意味絶対でした。親や学校の先生よりテレビの司会者が言うことが真実のような感覚でした。
そんな、夢と希望とスリルと快楽と知的満足と、なにもかもを満たしてくれていたテレビ業界や芸能人の内部がこれほどまでに露呈されると正直おじさんである私はショックです。ショックを通り越して冷めます。
もちろん今でも大半のテレビやラジオその他メディア業界で従事している制作の方や演者の方々は真っ当に、それこそいい作品を作るために命を懸けていると思います。だから余計に一部の人たちの小さなエゴと欲でいい世界を簡単に壊すことが腹立たしく悲しくなります。
昨日のニュース番組ではフジテレビ社長会見のありかたとか対策の取り方とかの問題指摘に終始していましたし、今後の展開についての話などしてましたが視聴者はそんな内情はどうでもよくて、ゴシップとして喜んでいるか、テレビを観るのを辞めるかしかないと思います。この問題自体の核心にすら本当の興味なんてないということです。一部ネット民はこの話題の切り抜きで再世界数を増やそうとやっきになっていると思いますがそれ以外の人は流れてくる動画を流し見しているのみだと感じます。
この一連のこういった類の事件・スキャンダルを一言でいうと【ダサい】。これに尽きます。
例えば中居正弘さん、あれほどの大きなアイドルグループでたくさんのファンを楽しませ、解散後もいろんな番組で視聴者を楽しませ、と活躍していたのに、ご自身の性欲かなにかわかりませんが本来ありえないトラブルを起こした上にさっさと【示談しているからこれまで通り活動できそうです】といったコメントを発表していること自体が【ダサい】です。
法律上云々ではなく芸能人というお仕事の意味を無視し続けていてこれほど信頼を失墜したうえで活動を続けられそうとコメントしていることにも恐怖を感じます。恐怖とは、本人の俯瞰力のなさです。松本人志問題も同様に芸の追求に命を捧げてたんではないのか?と問いたくなります。
少なくとも【芸】を売り物としてご自身を商品としてお金を払って買ってもらってるのに、その価値を自らの小さな欲求で下げることには疑問しか感じません。
【芸】と【性欲】の天秤がおかしすぎます。そりゃ一般人がもらえないくらいの多額の報酬をもらっている以上、制約があるのは当たり前です。
その制約をも超える楽しさを芸の追求に見てるのではないのか?と。
細かなことを言いますとこれが夫婦の不倫問題だと少し捉えは違います。
不倫問題については逆にメディアが喜んで取り上げすぎです。
これは夫婦間・家族間の問題につきますので、これに食いつく視聴者にも私はちょっと首をかしげます。
今回の中居正広さんや松本人志さんの問題はそれとは一線を画すると思います。
ニュースなどではセンセーショナルなワードで引っ張りたいのかテレビ局や広告代理店の【性上納】などのワードが氾濫していますが人間の残酷さが見えるワードだと思います。
女性をもの扱いするのはある意味、古来からの歴史で当たり前のように繰り広げられてきた惨劇だと思いますが、これほどまでに進化した現代の、それも日本の中枢のメディアで相変わらず起こっていることだとすると、男性の幼稚で残酷で危ない感覚だと思います。
反対に性を利用して地位やお金を得ようとする女性ももはや古いのではないでしょうか。
エンタメのような大衆に楽しみを振りまく世界に縁する人たちは、特にこの陳腐な欲求で人々の期待を大きく裏切ることをもっと深く腹にいれるべきでは ないでしょうか。業界では許されることとして今まではまかり通ったんでしょうけど、もうそんな時代でもないと思います。
ことに真実は未だ調査中ですが、日々このようなセンシティブな話題にきっと一般人は疲れてると思います。
メディアが大衆の疲れるものを作ってどうするんだと呆れます。
一番憂うのは中段でも書きましたが、この業界で真っ当に働く人たちのことです。自分にはメディア業界に携わっている知り合いもいます。心苦しい時だと思いますが、またいつか夢に溢れる業界にしてほしいと思います!
頑張ってください!!