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備忘録|採用とOpacity|採用せんぱい
*コミュニティ向けのインナーメモです。
ちゃんぱらです。知り合いのデザイナーに言われました。「組織とかチームのOpacityが高いんじゃないの?」何を言っているか分かりませんでしたが、どうやら不透明性について言及しているようでした。言われてみればそうですが、組織や採用についてどれくらいオープンなのか(アンチopacityの高い組織)を考えてみます。
長年採用担当としての経験を持つ私がこの問題の本質に迫り解決策を提案していければと思います。
採用の世界、透明じゃない
企業は「優秀な人材を探しています!」と声高に叫びますが、その「優秀」の定義が曖昧です。一方、応募者は「私にぴったりの会社を見つけたい!」と願っているものの本当の会社の姿が見えない。このように採用における不透明性が生じているのです。
不透明な採用、みんなが困る
採用の不透明性は実は誰にとっても不利益です。以下のような問題が発生します。
応募者
「この会社、本当に自分に合うのかな?」と不安になる。
企業
「せっかく採用したのに、すぐ辞めちゃった…」とがっかり。
社会全体
人材のミスマッチにより生産性が低下する。
皮肉なことに透明性を高めようとすればするほど、かえって複雑になってしまうこともあります。まるで透明な迷路を作るようなものです。
不透明さの正体、それは…
この不透明さの正体は何でしょうか?主な原因として以下の三つが考えられます。
情報の非対称性
企業は求める人材について詳細を知っているが応募者はその情報を持っていない。
評価基準の曖昧さ
「うちの会社に合う人」とは具体的にどんな人を指すのかが不明瞭。
コミュニケーション不足
「選考結果はいつ分かるの?」といった不安が募る。
これらの要因が複雑に絡み合い採用のOpacityを生み出しています。
透明化への道、意外と簡単?
採用を透明にするのは意外と簡単です。しかし多くの企業が実施しない理由は何でしょうか?
情報開示
求める人物像や選考プロセスを明確にすること。
フィードバック
選考結果の理由を丁寧に説明すること。
双方向コミュニケーション
応募者の質問に積極的に答えること。
これらを実践することで採用の透明性は格段に向上します。しかし、一部の企業は「それをやると、うちの会社の弱みが見えてしまう」と心配することもあります。少し笑えてしまいますね。
透明な採用、みんなハッピー
透明な採用プロセスを実現すると以下のようなメリットがあります。
応募者:自分に合った会社を見つけやすくなる。
企業:本当に欲しい人材を採用できる確率が上がる。
社会全体:適材適所が実現し、生産性が向上する。
このようにWin-Win-Winの関係が生まれます。素晴らしいことですよね!
→Win-Winだよって言ってくる人はたいていWin-Winじゃないので注意が必要です。そのときはNo dealと言ってあげましょう。
未来の採用、こうなるかも?
未来の採用はAIの発展によりますます透明になっていく可能性があります。例えば
・AIによる公平な一次選考
・VR技術を使った職場体験
・ブロックチェーンによる選考プロセスの可視化
ただし、技術が進歩しても最終的には「人」と「人」のつながりが大切です。
終わりに
採用のOpacityは私たち一人一人が解決できる部分もあります。企業も応募者も、お互いに正直でオープンに接することが実は一番コストがかからないんです。
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