神のエステ摘発から見る今後のメンエス業界

事件の概要

2025年2月初旬、神奈川県警生活保安課と厚木署は「神のエステ」と称するメンズエステ店に対し摘発を実施し、風営法違反（禁止区域営業）の疑いで関係者4名を逮捕しました 。逮捕容疑は、営業が禁止されている地域（横浜市神奈川区）のマンション一室で、女性従業員に男性客への性的サービスを提供させる違法営業を行っていたというものです 。逮捕されたのは大阪府出身で住所不定の23歳の男や住所不詳の38歳の男など計4名で、県警は彼らがメンズエステ店「湘南神のエステ」を各地で店舗展開し経営に深く関与していたとみて捜査しています 。このサロンは表向き「リラクゼーション」などと謳っていましたが、実態は違法な性感サービスを行う店だったとみられます。

摘発当日は現場から複数の従業員や関係資料が押収され、店の経営実態が詳しく調べられました。さらに2月10日には、逮捕済みの38歳の男を含む3名が売春防止法違反（場所の提供）容疑で再逮捕されています 。彼らは共謀のうえ今年1月20日、厚木市内など県内2カ所の個室サロンで、女性従業員が客と売春行為を行うことを知りながら部屋を使わせ、売春の場所を提供していた疑いが持たれています 。現時点で逮捕された4人の認否は公表されていませんが、こうした違法営業の実態解明が進められており、今後さらに関係者の取り調べや余罪の追及が行われる見通しです。関係者の中には「間違いない」と容疑を認める者もいれば、「働いていたことは事実だが既に辞めている」など一部否認する者もおり（新潟市での類似摘発事例） 、捜査当局は供述と押収証拠を突き合わせて全容解明を図っています。