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空中滑走

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眠っていた散文ほか、ふと浮かんだ短文など
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2024年5月の記事一覧

『ろうけつ』…心象散文

『ろうけつ』…心象散文

薄暗くかさばる狭い雲間から橙色が閃光のように突き抜けようと潜んでいるところに、その瞬間とてつもなく黒い闇が焦げ付くだろう縁に、じっと息を詰めて目を凝らしていた。

もし、生涯こうしてここに座り、意識の裏のほうで何かを考え続け、自分にとっての僥倖に巡りあうことに腐心するとしたら。

“楽しみ”“喜び”“幸せ”とされていること、ゆえにそれをすればそうであると判断されること、そして自分にくっつければそう

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