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キャリアコンサルタント論述研究作成所№1
論述を楽しもう。
キャリアコンサルタント試験の中で、なんとなく嫌な感じがする試験、それが論述。
50分の間に、書き込まなくてはならないし、慣れるまで、どのように問題を解いていいのかもわからない、そして、答えがたくさんありすぎて、どれが本当の答えなのかわからない。わからない尽くしの論述試験なのである。
しかしながら、JCDAの論述試験の逐語録は、面白い、そして、何回も見ているうちに、分かってくる、クライエントのものの見方や考え方、それが自己概念といわれるもので、JCDAの論述試験のキモになってくる。クライエントが良しと思っていることと、今置かれている環境との、ズレ、これに苦しむクライエント。そこにキャリアコンサルタントが問いかけをし、または、聴き、問題が見えてくるのである。逐語録の中には、よろしくないキャリアコンサルタントの事例が出てきたりだとか、とにかく、キャリアコンサルティングの勉強にもなる。
そんなわけで、多少、強引だが、前向きに論述を楽しんでいこう。
経験代謝を使う。
経験代謝とは、日本のキャリアカウンセリングの父、立野先生が生みの親である。また、現在のセルフキャリアドックのキャリアドック構想を提唱したのも、立野先生だといわれる。
JCDAの論述は、この理論を使って解いていくのが、効果的である。
やり方を説明しよう。
まず、クライエント(人)に焦点を当てて、背景を聴き、経験の再現をしてもらう、つまり、経験したことを語ってもらうのである。語りの中で、何度も繰り返される言葉や、独特な表現が出てくる、これが、自己概念の影といわれるもので、ここにキャリアコンサルタントが問いかけをして、クライエントに自問自答を促し、内省を深めてもらう。このやり方を理解し、進めていけば、JCDAの論述の答え的なものが見えてくると思う。