かもしれない、に傷つかなくていい
『あの人は私の事を嫌ってる』
『きっと避けられてる』
『悪口を言われてるかもしれない』
『よく思われてないんじゃ…』
心は見えない。
考えは読めない。
他人がどう思っているのか言葉や態度だけでは分からない。
直接聞く勇気は誰もが持っているわけじゃない。
憶測でしかない。
読み取れる情報だけに頼るしかない。
傷つかなくて良いように、先回りして考えては自分を守ろうとする。
本当にそれは自分を守れてる?
人の気持ちなんて本人にだって分からないことが多いのに、他人が読み取るなんてもっと難しい。
動作や仕草や表情や傾向など、分析が出来るお仕事の人だって間違う事もある。それほど、人の心は不可思議で、神秘的で、単純だけど複雑で掴めそうで難しいのに。
だから美しく面白いわけで。
そんな他人の気持ちを読み解く必要はない。
相手がどう思っていようと関係ない。
嫌われるのは怖い
避けられるのは辛い
どう思われてるか考えると不安になる
『かもしれない』という見えない恐怖に震える必要は全く無い。あくまで自分でそう仮説を立てているだけ。相手から直接言われたわけでも、何かをされた訳でもない。
かもしれない…
かもしれない… …
見えないものに怯えて震えていて守れるものはないのだよ。
そうかもしれない
だけどそう『じゃないかもしれない』
大丈夫。怯えなくていい。
あらゆる憶測は大抵が憶測の範疇でしかない。
大体は【気の所為】なのだから。
誰かに嫌われようが、避けられようが、関係ない。貴方が貴方を好きでいれば良いだけ。
例え誰かに嫌われているような気がしても、自分自身が自分を好きでいれば、そんな事気にもならなくなる。
人の目が態度が言動が気になるとき、それは不安なときだ。
大丈夫。安心してほしい。
それは貴方が生み出した恐怖であって、現実ではないから。
おばけと一緒。居ると思うから怖いのだ。
本当に貴方は嫌われてる?避けられてる?何かを疑われてる?一人ぼっち?
貴方の周りには誰がいる?
貴方の大事な人は本当に誰もいない?
怖い時は周りを見回して欲しい。
どうか、『かもしれない』という見えない恐怖にどうか貴方の心が支配されませんように。