好き=原動力
あるお客様の話をしよう。
その人は一見何処にでも居る普通のおじさんだ。
学歴もそこそこ、大学もすれすれで卒業するほど勉強が苦手、仕事もありふれた事をされている。
だけどある分野では神様的存在として扱われている。
誰も出来なかった偉業を成し遂げ、業界内の偉い人が挙ってその人の話を聞きたがるほど。
おじさんモテモテ現象が起きているのだ!!!
何故普通のおじさんがそれほど凄い事を成し遂げられたのか。
何故学もない人にそんなことが出来たのか。
それはとても簡単なこと。
やりたい事をやっただけ
話は変わって、皆さんは本気で好きなことが有るだろうか?
何でもいい。一つでも二つでも思い浮かべてみて欲しい。
因みに私は仕事と、コーヒーと、文章を書くことだ。
Twitterをする時は傍らにホットコーヒーが置かれている。至福の時だ。今が夜なのが残念。飲めやしない。
仕事もやりたくて始めた事だから、毎日大変ながらも楽しんでしている。
ではもう一つ質問。
その好きな事の為にどれだけ頑張れるだろうか?
例えば私の場合、仕事の為なら何処まで頑張れるだろう?と考えたとき、施術の勉強が出来るなら何処へだって行くし、体を貸して頂けるなら誰の体でも施術を試したいと思うし、新しい施術方法が有れば極めたいとも思う。専門的知識は乏しいかもしれないが、お客様に一言添えられる知識は持ち合わせるようにはしてる。
自分が出来うる限りの事は行う。
その為の努力も手間も労力も怠らない。いや、怠るなんて勿体無いとさえ思う。
それは何故かと聞かれたら『好きだから』としか答えられない。
そう。
人は好きなことに対して、頑張れるエネルギーを持っているのだ。
それが例えどんなに大変と分かっていても、先が見えなくても、周りに止められたとしても、好きなことなら何も惜しまないのだ。
何故なら楽しいと分かっているから。
それを出来る事が楽しくて仕方ないから。
その大変さすら楽しいから。
催眠状態に近い気もする。もしかしたらそうなのかもしれない。
恋愛も似た傾向がある。
好きになったら周りのことなど目に入らない。
その人の事で頭がいっぱいになって、四六時中考えて、その人のために出来る事ならきっと何だって出来てしまう。
恋は盲目。正にその通り。
最初のおじさんの話もそうだ。彼は自分が興味のある分野に人から見ればどうしてそんなにまで躍起になるのか不思議なくらい情熱を注いだ。
興味の無い事は一切頑張らないというのがその人の言い分。
勉強も頑張れない人でさえ、好きなことに対してなら誰もが驚く事をすることが出来るのだ。
これがどれだけ凄いか伝わっているだろうか?
学が無いから。
勉強嫌いだから。
好きなことなんてない。
そんな後ろ向きな言い訳は不要なのだ。
見つけさえすれば後は全力でそのもの向き合えばいいだけ。きっとその景色は本当に流れるように早く、きっと貴方を興奮と感動の世界へ誘ってくれるから。
好きと思えた事をもっと大事にして欲しい。
どんな些細な事でも、人から見ればくだらない事だって、なんだっていい。
好きに対するエネルギーは何物にも変えがたいものなのだから、どうか全力で頑張ってみてほしい。
全力で頑張ることは決して恰好悪くも、ダサくも、悪くもくだらなくもない。
最高にカッコイイ事だから!!!