ローネの音を届かせるために(2)
※これは12/13に作成しています。自分のメモとして残すだけでしたが、管理人のご提案&ご調整により、12/22のAdvent Calendarにポストされることとなりました。スペースを空けてくれた、はた様にも感謝いたします。
■序
写真はワタクシの部屋にあるローネ置き場でございます。お借りしてるのも含め常時複数本あるため、アマゾンの段ボールを使って「ローネのおうち(命名 奥さま)」を構築しております。箱を使うことで、楽器が自然に立つわ引きずって移動できるわで重宝しております。なお、底に座布団敷いてます。楽器様ですので。
一番左(箱番号XX02)に入っているのは、21世紀版野口。寸法なかなかぴったり。ちょい大きい一番右(箱番号XY60)はワタナベとかデカいローネ用になるのかなと(ホントは真ん中の楽器もその箱にしたいのですが…。)
角2封筒or紙製(組立て式)のA4横ボックスファイルorA3用紙系の何か、にプラス、カサ高いモノを発注すれば、これらの箱で送られてくるかと。どっちになるかは運?
なお、一番右の箱にはMYローネが入っているのですが、とある演奏会で使用したいとのことで、現在貸し出し中でございます。ローネ啓蒙の一環として、可能な限りお貸ししますので、ご希望の方はメッセージを。
…とこれだけで1話分にしてもよい序文でございますが。。
■自分的ローネの音を届かせるために、サマリーというかメモ
今回の本題はこれです。まあ弾き方に関する自分の頭の整理と記録代わり。そして今後「ローネの音を届かせるために」を記載する上でのタイトルにもなるのかなと。
ただ、あくまで自分の場合は…の話しです。ワタクシとの付き合いが長い人はおおよそ知ってる内容ですし。自分的ですので上から目線&ポイズン風味なのは大目に見てください(しつこいですが)。
どう考えるか&取り入れるかはみなさま次第です。が、「■大前提として押さえてほしいこと」の部分は、自分が今まで演奏+凹み+反省+評価した、された事の凝縮・結晶です。どうか、みなさまの心に届いてほしいなと。
■大前提として押さえてほしいこと
・あなた方のローネの音は、ほぼ間違いなく、お客さまに(たぶん指揮者にも)届いていません。聞こえていてもノイズかペラペラ音、あるいはベースとかの音の肥やし。
・音の大小は手元の音ではなく楽器の振動の大小。
・ノイズを極力減らす→ピックの材質+ブリッジ間近の位置でピックをしっかり掴んで弾く→録音等を使って客観的に把握する。
・基本として、音を下に押しつけるのでなく、上へ飛ばすイメージを持つ(×常に下を向いて打ち込み ○客席に向けて楽器(表面板)を上方へ)。
・自分の「だろう」を当てにしない!聞こえてほしいはずの楽器の音は全く前に届いておらず、これ位大丈夫だろうというノイズ(ペチペチバチバチ)が非常(非情)に届いているのが現実。
・1にも2にも3にも(略)基礎練。ライフハックなんて存在しない。最終的に弦の張力がほぼ0と感じる単打・トレモロができます。
■具体的方法
○ピック
・材質:少なくともペチらないもの。当方はDUNLOP 1.5mm(緑色にワニ)
・加工:弦に当てる角度に削る=正面右側・両面とも。先端は尖らせない
・持ち方:弦の張力に負けないようにしっかりと「掴む」。バチらせない
・指から出るピックの大きさ:先ちょび、と言うか親指側面で弾いてる感覚
○構え方
・座り方:体を動かせるように浅く座る+立腰
・足:足台等を活用して楽器やローネ棒に振り回されない
・ローネ棒の位置・長さ=自作のススメ(閑話扱い?)
・右腕:マンドリンより超ブリッジよりで弾く
・左腕:楽器を自分に引き寄せる(運指等はどなたかが講義を...)
・ネックや表面板の角度
○うで(手首)の振り方
・基本は肘→手首
・弦を当てる位置やトレモロスピード、腕振りの強弱だけでなく
ピックの入れる角度+親指の力の入れ具合で音量・音質を変える
○アプローチ時の力の入れ方
・ダウンはC線約19フレットかつ「楽器の底」の方向に力を向ける
・究極的には弦の抵抗が0になる。体感するには体感(試行錯誤)しかない
〇力と音量とノイズの相関関係
・力(楽器の振動)に比例してローネらしい音量が大きくなるわけではない(ノイズが増えるだけもある)。
・音階(フレット)によって同じ力でも音(ノイズ)量は変わる。
・上記等を鑑み、音が楽譜の通り届いているか
○客観的な目を持ちPDCAを回す
・録音→聞く→凹む→改善案を立て実践
○何度でも言いますが、1にも2にも3にも(略)基礎練。ライフハックなんて存在しない。
■おわりに
無駄に長くなってしまった…(´・ω・`) マンドローネ Advent Calendar にはいつエントリー&掲載かわかりませんが、今のうちにと思い書きました。次からは動画等入れながら作成しようと思います。というか2020版は作るのかね。
しつこいようですがローネの音なんてロクに出せてないし聞こえてません。ベースやチェロとのバランスとか機能とかどうしたらとか片腹痛し。音を出す+聞こえるようにするには、今までの普通「ではないこと」をする必要があります。それをやるかは自身のローネ弾きとしての目標と思い次第です。その点、よろしくお願いいたします。(我ながらヒドい上から…)
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