法人税申告、一人でできるかな?(2年目)
2024年10月31日は当方マイクロ法人の年度末。
法人は年度末から2か月以内に、法人税申告(国に対して青色確定申告、県に対して県民税/市に対して市民税の申告)を行う必要がある。
去年(1年目)と同様、freee申告を使い、ポチポチと作業開始。
2年目だからと言って難しい処理は無く(freee会計を使い、経理処理を行っていれば)、freee申告の手順書『法人税freee申告ハンドブック、【繰越欠損金あり】設立2年目以降 赤字法人黒字法人共通』に従いほんの少しの入力(&確認)で終了。
具体的には・・・、
1.別表五(二)、租税公課の納付状況等に関する明細書
去年度の別表五(二)にある県民税、市民税を、本年度の別表五(二)「期首現在未納税額①」に書き写す。
同額を「当期中の納付税額‐充当金取崩しによる納付」に書く。
この取引情報はfreee会計に入っているにも関わらず、なぜか手入力する必要があるので注意が必要(他の情報と同様、freeeが自動的に記入してくれると思い込んでいると、忘れてしまう)。
2.別表六(一)、所得税控除に関する明細書
有価証券からの配当金は、所得税が引かれて振り込まれる。ここで申告すれば、所有していた期間(月数)に応じた所得税を取り返すことができる。
「個別法による場合」に配当を受取った銘柄、配当金額、所得税額などを記載する。
3.別表八(一)、受取配当金等の益金不算入に関する明細書
非支配目的で長期保有している株から得られる配当金のうち、20%は益金に含めなくて良いという制度があり、その申告。
4.勘定科目内訳明細書、有価証券の内訳書
どの株を何月、何日、何株、いくらで買ったかを申告。これは計算など不要で、ただ取引履歴を書き写すだけ。
今年度は取引をしていないので(去年度買った投資信託を引き続き所有しているのみ)、所有している銘柄、数量、期末時点での価値を記入。
期末時点での価値というのは、・・・、このマイクロ法人でどこまで真面目に書く必要があるのかは不明ですが、きちんと調べようと思えば、JPXの月間相場表というweb pageに行けば、毎日の終値が載っているので、期末日の終値×所有数量=価値が算出できる。
申告書の作成は以上で終了。
次に、作成した申告書を国・県&市に対してe-Tax&eL Taxを経由して電子申請。
これもfreee申告からほぼシームレスに行える。PCから行う場合はカードリーダーとマイナンバーカードが必要(スマホでもできるらしいが、やったことが無いので、何が必要かは不明)。freee申告にe-Tax、eL Taxのアカウント情報を入力し、(なぜか別アプリになっている)freee電子申告・申請アプリから送信。
e-Tax、eL Taxのサイトに行き、ログイン→申請が受理されているか確認。
これにて申告は完了。現在はここまで。
これからの流れは(申告が間違っていなければ)、
1.(赤字決算なので)国税から還付金が振り込まれてくるのを待つ。
2.「県民税、市民税の支払いをしろ」と言ってくるはずなので、支払う。
さて、今年度も問題なく通過するでしょうか!?
ちなみにタイトルの写真は、丸亀製麺で食べたトロ玉うどん大盛、かき揚げ、イカ天ぷら。トリドールの株主優待でお支払い。おいしく頂きました!