海外移住のきっかけ 中途半端な帰国子女
みなさま、こんにちは。Azusaです。
最近友人と話す中で、海外移住のきっかけについて新しく発見・言語化できた点があり、メモがてら少し共有出来たらなと思っています。
ワーホリや留学、海外移住等、挑戦するきっかけは様々だと思います。私はどのような動機でもその方の挑戦したいと思う気持ちが大事で、上下は無く、人それぞれ楽しく海外生活が送れたら良いなと思っています:)
そんな私が海外移住を決めたきっかけの一つは「自分の居場所を見つけたいから」だったのだ、と先日友人との会話を通じて改めて感じることがありました。
私は転勤族の家庭に生まれ、幼稚園~高校までの間で5都市以上に住み、同じ学校に入学・卒業したことがありません。どこに行っても常に「後から来た子」で、学校でお友達ができても、昔からの仲間の輪にはなんとなく入りきれず、いつも居場所が無いように感じとても孤独でした。さらに日本と海外を行き来したため、転校するたびに知らない常識を学ぶところからスタートせねばならず、環境が変わる度に振出しに戻り1からやり直し状態でした。日本では「常識」を知らないと冷遇され、いじめにも遭い決して良い思い出は多くありません。一方、海外では、多様性を受け入れる土壌が日本より整っている地域に居住していた為、他所から来た私を受け入れてくれるコミュニティを探すことができました。こういった過去の経験から、日本にいる時は「自分の居場所が無い、私はここにいるべきでない」という漠然とした不安感が心の底で蠢き押し寄せてきて、生き辛さを感じてしまうのとは対照的に、海外では「私はここにいて良いのだ、私の居場所はここにある」という安心感を感じることが増えていきました。日本が母国でありながら、常に疎外感に苛まれることはとても悲しい事です。子供の頃はなぜ自分が受け入れてもらえないのか客観的に理解できず、とても苦しみました。高校時代に再度海外へ移住し現地校での生活を通じて、日本での経験について客観的に考える視点を養うまで、日本の事を嫌って見下していました。大学に入学し同じようなバックグラウンドを持つ様々な国籍の友人に出会い、過去の悩みを共有しあえるコミュニティに身を置くことができ、漸くアイデンティティへの悩みも少しずつ消えていきましたが、「日本に居場所が無い」という不安感だけはどうしても拭うことができませんでした。そして無意識に「海外移住」を模索し続けていました。。人生の3/4は日本で過ごしており日本語が第一言語と言い切ることができるのに、海外生活が落ち着くという、中途半端な帰国子女の私でも、とにかく日本から出たかったんです。。
YMSでのイギリス生活を開始してから、日本で常に感じていた漠然とした「居場所の無さ」に対する不安はふっ、とどこかへ消え去っていきました。まだまだ、現地で自分のコミュニティを築くことが完全にできているわけではないのですが、心を支配していた悲しく寂しい部分がすっかり晴れ渡ったような清々しい心持に変わり、新しいInner Peaceを見つけたような気持ちです。このInner Peaceの状態を維持しつつ、私らしく引き続きギリホリ生活を楽しんでいけたらなと思っています。
拙い文章で恐縮ですが、、もし同じように悩んでいる方がいたら届くといいな♡
みなさま良い日々をお過ごしください*
Azusa