デュクピセント体験記~アトピーの自己注射のおくすりを6年受けた結果
アトピーの経過
子供の頃からアレルギーは悩みのタネでした。小中時代は、しょっちゅう喘息で学校休んでいました。アレルゲンは、カビとホコリが一番ひどかったです。アトピーもそのころも出ていましたが、喘息の方が全然ひどくてアトピーで悩んでいるどころではなかったと思います。高校生くらいから元気になってきて、大学生くらいまでは年1で喘息が出るくらいで、アトピーは殆どなかったです。
就職して徐々に長時間労働したりストレスがきつくなると、時々ポツポツ出だして、定期的に皮膚科でステロイドだったり、ステロイドでなかったりの薬をもらっていました。
30歳過ぎたくらいからちょっとずつ悪くなってきていたと思います。システム構築の仕事をしてましたが、お客さんから「村上さんに無理難題をいうと、顔がだんだん赤くなっていくからなあ」と言われた嫌な思い出もありますね。
そして30代後半で独立して、今まで以上に頑張って働いて40歳になる頃に大幅に悪化しました。2013年頃でしょうか。
皮膚科に行ったり、漢方医にいったり、鍼灸に行ったりいろいろ試したりしました。仕事の時間もだいぶ短くしましたが、全然良くならない。
特に皮膚科さんは家の近くで3件くらいいきましたが、ドコモ一緒ですよね。ちらっと顔を見て、じゃあ、ステロイドだしときますね。次回、ああ、聞いてないですね、じゃあ次の段階のステロイド出しますね・・・と薬が強くなるだけで、レベル5までいけば、もう皮膚科でできることはなくなってました。
皮膚科変更
そんなときに、豊富温泉に行きました。豊富温泉の話はまた別の記事で書きますが、そこではアトピーフォーラムが開かれていて、皮膚のクリニック人形町の上出先生が来られてました。話に興味がでたので、帰京してから人形町まで行ってみました。
なお豊富温泉にはこのときから毎年10日前後湯治に行ってます。8年連続。
驚いたのは血液検査をされたことです。皮膚科で血液検査されたことはいままでなかったです。小さい頃の喘息のときはアレルギー検査をしょっちゅうけていたので、たしかに皮膚科でも血液検査があっても当然なのでしょう。
血液検査をしても治るわけではないですが、自分の状態が数字で見れたのはとてもよかったです。自分がいい方向に行ってるのか、そうでないのか、現状把握ができる。
炎症の結果である結果指標のTARCやEOSINOやソウIgEなどの原因指標を分けて見れるのはありがたかったです。それから2年くらい数値をみながら色々自分有りに試してはいましたが、一進一退、というか徐々に後退している感があり、もう一生このままかなあ、と思っていました。
デュクピセント登場
どんな薬かは、製薬会社のサイトを見るのがいいと思います。
まあ自己注射です。当初は先生が打ってくれていましたが、途中から自己注射になりました。自己注射はつらそうですが、慣れると結構簡単です。
上記のグラフを見ると明らかですが、打って1ヶ月もした等、すでにだいぶ数値が下がっていると思います。3ヶ月もすると、わりと平常ラインに近づいてきています。
TARCが基準値を下回ったのは、打ち始めてから2年強が過ぎたあたりでしょうか。
最初は2週間ずつ打っていたものが、3週間になり、基準値を下回ってからは4週間に1本になりました。
そして、この3月からは6週間に1本を打つことになりました。
多くの数値は基準値以下にはなっているもののアレルギー体質の数値であるソウIgEはまだまだ高いのでアレルギー人間であることは維持されているのでしょうね。
完全に注射をやめてしまっていいのかというのを悩むのはこのあたりですね。
新薬を打ち続けるのは、やはり心配なものです。とはいえ、もうそれなりのお年頃なので、生活の質を維持するためには、当面打ち続けたほうがいいのかなあ、なんて思っています。とはいえ、6週間サイクルで問題がなければいつかやめるるかなあと。
最初に書きましたが、別にデュクピセントを打つのを進める記事ではないです。薬の選択はあくまでも自己選択なので、自分で決めることだと思います。ただ私の場合は打ってからこんな数値になりました、というあくまでも報告の記事でした。
デュクピセント後の新薬もそろそろ登場なのですね。
皮膚科のYoutubeチャンネルに私のデュクピセントの経過がアップされています。
私の目は隠されていますが、5年間の経緯をそのまま掲載しています。
ほんと、最初の数ヶ月みるみる収まって、数値も良化したので、この薬には感謝しています。
ひふのクリニック人形町 のYoutubeチャンネルです
そんなところで。
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