会社以外の名刺を作って16年。自分の名刺の変遷と、屋号をどうしようかと考えた時の話
資格合格した後に作った名刺 【2008年】
中小企業診断士試験には合格しましたが、まだ独立していないので屋号はありません。ふぞろいな合格答案(初号)の出版に携わったときに描いてもらったイラストを使った名刺でした。全くキャッチコピーもないし、何しているかわからない怪しい人の名刺でしたが、まだ企業内で勤めていたこともあり、それほど気にしていませんでした。
FAX番号があるのが懐かしいですね。先輩から中小企業はみんなFAXだからFAXはあった方がいいよ、と言われ、インターネットFAXを契約したものです。全く使わなくて、半年くらいで解約しましたが(^^;
ホームページもFC2のブログでした。
独立した時には 【2010年】
中小企業診断士として独立したのは2010年の5月でした。1/3くらいは資格予備校の仕事をしながら、その他、先輩などからの紹介などの研修やコンサルでスタートしました。
中小企業診断士になって活動する!ということが主眼だったので、どんな仕事をしていくかの方針は不明確だったと思います。そのため、最初の屋号は思いつかなかったので、無難なものにしました。
村上知也コンサルティングオフィス 略してTMC
何の工夫もないですね。キャッチコピーもなく、上記と同じく「中小企業診断士」と書いただけの名刺でした。裏面に実績を書くこともないですしね。
この時の名刺はもう見つかりませんでした。 VistaPrintって名刺サービスで印刷したのは覚えていますが、そのサービスも去年サービス終了しました。時代が経つのは早いものです。
2年目に少しずつ方針が定まってきました 【2011年】
Webマーケティングとかやれることを名刺に入れれるようになってきましたね。写真も撮影に行きました。YOKOHAMAのロゴは、横浜市の地域貢献なんとかの審査員をやらせてもらったので、入れていました。
しかし、コンサルティング、研修・セミナー講師とか何書いてるんでしょうね。恥ずかしい感じです。
裏面もつくりだしましたね。この頃は、コミPoで4コママンガを作るのにハマってたので、そのイラストも入っています。
実績もちょっとずつ増えてきたので、裏面に公的機関の内容を記載しました。
3年目に方針明確化! 屋号変更〜実践IT研究所 【2013年】
2012年に屋号を変更しました。Practical ITということで、実践的なIT支援を目標にしました。
キャッチコピーも「WEBマーケティング中心とした販促支援」と明確になりました。もちろん中小企業診断士として経営改善や計画づくりもやるわけですが、経営コンサルタントです!と言っていても仕事になりません。怪しいですから。
何をやっているか明確にすることが屋号では大事なんだと思います。
私の場合は、仕事の最初はWEB関連からスタートして、その後に、お金や経営改善に進んでいくパターンがほとんどでした。
逆に、他の方が経営改善の計画を作った後に入ることも多いです。ほとんどの計画書にはITやWebマーケティングの取り組みがアクションリストに入っていると思います。でも実行できていないケースが多いので、私なんかが後から呼ばれてその部分の支援をしてください、となっているのだと思います。
データが見つからなかったので、名刺管理のEIGHTに残っていた画像です。
5年で法人化した時には〜㈱にぎわい研究所 【2015年】
2015年に法人を立ち上げました。社長になってみたかったとか税金面とか色々理由はありましたが、やはり法人化によって、もう少し仕事の内容を広げていこうと考えていました。
個人事業の屋号は「実践IT研究所」とITに絞ったことで、私にできることが明確になりました。旗が立った感じですね。「中小企業診断士でITが得意な人」と。
その事自体はすごく良かったと思いますが、一方で本当にITの依頼ばかりになってきており、今度は逆にもう少しIT色を消したいと考えたわけです。
会社名の検討
基本的にはITをベースとしつつももっと販売促進全体、マーケティング全体と広げていきたいと考えていました。ITだけではなく、会社の販促全体、そして街へのプロモーション何かをできると良いなと思っていました。
当時、シティプロモーションが話題だったからということもありました。
社名を考えるときに作ったMindmapも残っていました。
ボナが気になりますね。ラテン語で「良い」でしたか。繁盛???
色々キーワードを出して、「つどい」もいいなあ、とか思いながら、末尾の掛け合わせを考えているうちに、「にぎわい」になりました。
「くらうど」もありでしたね。「ばずる」には、しなくてよかったと思いました。「ノイジー」にしてたら、阪神ファンだとバレてしまいますね。
ロゴをパワポで作った
そしてロゴも自分で作りました。ロゴメーカーとパワポですね。
結局3番目のロゴにしました。にぎわい が”NGY”ってスペルと合っている気がしたからです。今見ると2番目のロゴの方が好みですね。
今ならCanvaを使ってもう少し格好良く作れたんだと思います。
会社の方向性を図にしてみた
そして会社の方向性をまたこれもパワポで描いていました。悪くない方向性だったと思います。残念ながら現在でも街のにぎわい創出には貢献できていませんが、お店や企業のにぎわいには貢献しているんじゃないかと感じています。
(しかし、パワポダサいですね、図表が・・・)
名刺も変わりました。 2015年版
縦名刺の方が威厳があるかなと思って、縦にしました。また、写真も外しました。写真があると、いかにも一人のフリーランスって気がするので外しました。まあ今でも一人会社なので、顔写真入れておいても良かったかなあと思います。
そして裏面は書籍の実績が増えたのでだいぶ並べましたね。
あれから、裏面はリニューアルしていますが、表面は、8年位は変えること無く来ました。そろそろ変更したい気もしますし、なんだか定着したので、このままでもいいかなとも思っているところです。
変遷を振り返ると
今回の記事のような内容は、独立する前に考えられるとより良かったとは思います。自身のマーケティングの方向性と名刺を含めたブランディング。
一方で走りながら考えていかないといつまで経っても事業が進まない気もしますので、徐々に変わっていくことも良かったと感じています。
そんなところで
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