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【英国大学院】修論スケジュール

CityのRoyal ExchangeにあるFortnum & Mason。カウンターもあるのでひとりでも使いやすい(というかテーブル席はほぼアフタヌーンティー用)。雰囲気良いし店員さん優しいしここのレシートを提示してショップでお買い物すると10%オフになるので帰国前に行きました~
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今回は、渡英前に私がとっても気になっていた修論のスケジュールについてまとめます。
奨学金対策でそれっぽい研究計画は持っていましたが、本当に自分がそれについて研究したいのか、修論書くって具体的に何が必要なの?とかいろいろな疑問・不安がありました。
結論から言うと、渡英時に修論テーマを具体化させておく必要は必ずしもないです。すでに文献に目途をつけている強者がいることはありますが、具体的なテーマを持っていたとしても、授業を受けることで自分の関心やそのテーマを見る観点は必ず変わっていきます。
なので、何書けばいいのーと思っている状態で渡英しても全く問題ありません。

以下はSOASかつ開発学部の場合(23-24)のスケジュールです。
同じSOASでも学部によって異なりますし、学校が違えばさらに異なりますので、あくまでご参考まで。
【Term 1】1回くらい授業があったかな?
【Term 2】修論の書き方に関する授業あり(単位なし)。2月中旬に修論テーマ案および希望するSupervisor(複数記載可)を選んでアンケートを回答。3月上旬に確定したSupervisorの通知があり、Term 2中に面談を1回行うように指示あり。
【Term 3】6月末までに2回の面談を実施。研究を進めるスピードはSupervisorの指導によって異なる。
【Term 3後~9月8日】自身にて研究・執筆を進める。Supervisorへの質問等(メールでのコンタクト含む)は原則不可。8月中に修論モジュールのConvenorによるオンラインQ&Aセッションが1時間×2回あるので疑問はそこで解消する。9月8日23:59修論提出期限。
【12月(予定)】修論査定結果の通知、修士号取得可否の確定。ちなみに卒業式は2025年9月(遅すぎ笑)。

SOASの開発学部で修論を書く際に注意しなければいけないのは以下かなと思います。

・他学部の教授をSupervisorにすることはできない。
→必ず開発学部の教授1名がSupervisorになる必要があります。Supervisor以外の教授(他学部含む)とOffice hourを使って修論に関して面談をすることは可能なので、複数の教授から助言を得ることは可能です。ただし、修論の第一採点者はSupervisorになるので、Supervisorの指摘やアドバイスにはしっかり対応する方が良いと思います。絶対この人がいい!という教授がいれば、事前にその教授からSupervisorになってもらう話をつけておくと、2月のアンケート調査でそのように回答することができます。

・修論の指導期間はTerm 3(6月末まで)で終了し、原則としてドラフトは読んでもらえない。
→入学するまで知らなかったのですがSupervisorと面談できる機会は、Supervisorの確定後6月末までに3回(各回45分)と定められており、かなり限られています。授業を通じて元々知っている教授や自分が希望した教授ならいいのですが、全く知らない人をあてがわれると(私の場合)、初回はお互いのことを知ることから始まるので、それで1回分、少なくとも0.5回分が使われてしまうのはなんだかなーという気はします。
私の場合はそれぞれ下記のように面談しました。
1回目(3月中旬):お互いの自己紹介、修論テーマに関する議論、今後のスケジュールの確認(いつまでに何をやればいいか)
2回目(5月末):面談前にサマリーや構成案、使用する文献等を提出し、それに基づくアドバイス
3回目(6月末):ドラフトへのフィードバック、文献を読み進める間に出てきた疑問の解消

・・・ドラフトは読んでもらえないと書きましたが、私のSupervisorは2回目の面談時に「6月中旬までにこのあたり書いてきたら読んであげるよ~」と言ってくれたので、もちろんお言葉に甘えました。
他の学部では8月まで指導してくれる学部もあるようなので、同じ学部/学校でもやはりSupervisor次第な面が大きく、Supervisor選びは重要です。

・フィールドワーク/1次調査は原則として不可。
→これもびっくりしたのですが、SOASのガイドラインでは1次情報の収集(現地調査)は原則として不可というたてつけです。理由はそもそもほぼ3か月で修論を書き上げるにあたり現地調査をして情報を収集・整理・分析する時間が限られ、クオリティが低くなりがちということが挙げられます。ただし、Supervisorが承認し真に認められる場合は現地調査をすることも可能で、実際にアンケート調査やヒアリングを行った友人もいました。その場合は5月中にEthical Clearanceを提出する必要があるので、早めに調査計画を具体化する必要があり、5月は試験期間なので試験がある学生にとっては時間的にはかなり厳しいです。なお現地調査をしたからといって高評価されることはないので、本当にその調査が必要なのか、スケジュールに問題ないかをよく考える必要があります。さらに就活を並行する場合は超大変かと。

こんなところでしょうか。
希望するSupervisorをアンケートで回答する際は、自分の研究に関するキーワード(分野や地域など)をいくつか書くことができ、それを基にSupervisorを割り当ててくれるので、Supervisorの選定に不満を持つ人は私の周りにはほとんどいませんでした。私の場合、希望する教授に挙げた人ではない名前すら知らない人が割り当てられ、最初は「この人誰???」状態だったのですが、自身の関心のあるテーマや地域を研究している人で、面倒見もとてもよかったので、Supervisorの割り当てにはとても満足しています。
1月に入るとみんな指導教授探しを始めてOffice hourが埋まり始めるので、人気な教授に対しては年内からアプローチできると望ましいです。

先ほども書きましたが学校や学部が異なれば全くスケジュールも異なります。
例えばLSE(開発ではない)では12月中に指導教授が決まった(修論提出期限がSOASより早く8月中旬のためということもあるかと)と聞きましたし、同じSOASでもGender Studiesは修論に関するモジュールに単位があって、プロポーザルに対して成績がつけられるようでした。またPoliticsの学部ではTerm 2に開発学部のような授業はほとんどなかったとも聞きましたし、Supervisorの割り当てに関する不満も聞きました。
そしてSOASの開発学部でも、やはり教授によるところが多いです。私の指導教授はメールの返信もタイムリーにしてくれて、不満はまったくなく、親身に相談にのって励まし続けてくれましたが、自分の指導教授から全く返信がないという学生も見受けられました。修論モジュールのConvenor (Tania)がいい人なので、指導教授と問題があれば彼女に伝えることで何らかの対処はしてくれたようです。

修論なんて何書けばいいのーーーという私でもとりあえず書き上げることはできたので、みなさんもご心配なく。といってもSOASは修論判定が非常に遅く、卒業判定も12月まで待たなければいけないので、本当に修士をとれるのかいまだそわそわしています。Sussexは同じ9月の締め切りでももう結果が出ているようですね。

これから修論を書く方の参考に少しでもなれば幸いです!


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