長女の英検とサポート側の私
長女が初めて英検の試験を受けに行った。なんだか、自分では何もできないような、もどかしさを感じた。今までにない経験で、なんか感慨深かった。でもやっぱり、初めてのことは緊張するし戸惑うことが多いな。
ちょっとだけ受験生の母な気持ち
小6長女が英検を受けるのに、近所の試験会場まで送りにいった。
緊張する長女。
一応なんやかんや声はかけるものの、私も一緒に緊張してしまう。
長女と別れた後、もっとリラックスできる言葉をかけたらよかった、とか。私の方が緊張しちゃってるやん、とか。いろいろ思ってしまう。
試験を受けるのは長女で、私ができることは限られている。もどかしい。
これかー。これが「受験生の母」の気持ちかー。
受験生のみなさん、受験生のおうちのみなさん、本当におつかれさまです!と叫びたい気持ちになった。
全くもって本格的な受験生ではないのですが、受験生の母気分を味わったというか。言うてる間にやって来る高校受験のことに、少し思いを馳せるきっかけになりました。よい練習だ。
試験会場に到着
試験会場は、近所の個別指導塾。
普段通っているわけでもなく、勝手がわからない私たち。建物の外階段を上がり、様子を伺おうと塾の入口までずんずん進む。
直前まで、他の級の試験をやっているのは知っていた。だから静かに、でも、早く様子を知りたい。
ガラス戸の向こうに、塾の受付カウンターと、さらに奥の方に机が並んでいるのが見える。前の級の試験がちょうど終わった様子。
学習塾のまわり(階段を下りたところ)には、待っている人が何人もいて。前の級の受検者のおうちの人かな、と思った。
実は同じ級を受ける人もいたみたい。早めに着いて、外で待っていたらしい。
それに気づいて、うちら、ずんずん進みすぎ?と、少し後ろめたさを感じる。また他人目線になって動揺している自分を察知して、意識を自分の気持ちに戻す。
一回経験してしまえば、こんな感じ~と思えるのかもしれないけど、何せ、初めてのことなので、勝手がわからない。
本当に私、初めてのことが苦手だ。身体がこわばる。そわそわして落ち着かない。
長女を見送る
集合時間も過ぎて、思ったよりたくさんの人が塾に入っていく。流れに乗り、塾の入口に入ってすぐのところで、長女を見守る。
長女は、初めての英検受検で。4級で肩慣らし。
模擬テストを家でやってみて、意外といける感じや~ん、って喜んで。しっかり勉強したわけではない。シンプルな英検対策の問題集を途中までやった、という状態。
こういうとき、やっぱり、普段の努力がモノを言うというか。これだけ頑張って来たんだ、みたいなものが、揺るぎない自信につながるな、と思う。
ふわ~っと受けに来たから、なんか不安!と思ってしまうのは、私だけか。試験を受ける本人は、それどころじゃないか。
着席した長女に手を振って、塾を後にした。
試験後
試験が終わり、晴れやかな表情でホッとした様子の長女を見て安心した。試験中も、思ったより気持ちに余裕があったみたい。
下の二人も連れて、近くのショッピングセンターに寄って、アイスを食べた。
私も、無性にあんこが食べたくて。和菓子を買って食べた。
やっぱり、私、思ってる以上に緊張してた!甘いものが身に染みる。ホッと一息。
また一つ。経験値が上がった。
これから、こういう経験が増えていくんだろうな。
新しいことにドギマギする。なんだか今までの十数年とは少し違う世界。
自分が何かをするのではなく、子どもの頑張りをサポートする。
きっと、歯がゆい気持ちにも、なるんだろうな。
でも、自分にできることをやるってことに、変わりはない。
また少し違ってくる子どもとの関係性を、楽しみにしておこう。