旅する人③
アメリカから東京に来るついでに、足を延ばして我が家を訪ねてきてくれた、ほぼ親戚の叔母と従妹の2人。
旅する人
従妹はなんと、日本が31ヵ国目の旅行先らしい。機会があれば、旅に出てる。
いろんな国を旅して、そのときに手にした切符だとかパンフレットとかをコラージュして、ノートにまとめていく。その旅で目にした景色を、あいたところに描いていき、とても素敵な旅行記ができあがっていく。
手のひらサイズのパレットをパカッと開けると、絵の具が既に入っていて。水筆っていうのかな、インク部分が水を溜めるタンクになったペンを、ちゅっと絞って水を足しながら、欲しい色を作っていく。
ホテルの朝食。いろんな料理が並んだ絵。カフェで食べたイチゴのショートケーキが、可愛くて美味しかった!と、撮った写真を見返しながら、心が動いた瞬間を切り取っていく。
横で見ているだけでワクワクする。真っ白だったノートが、ときめきやワクワクの瞬間で埋まっていく。
きっとこれからも、新しい場所に旅をして、いろんな心の動きを一つひとつ丁寧に切り取って、ノートに描いていくのだろうな。
行く先を思う
今回、叔母さんと従妹を見ていて、話していて、なんかすごくほっとした。
思った以上に、次女のことを心配していたのかもしれない。従妹も次女も私も、似てるところがある。
冒険したいのは、しょうがない。それで本人がワクワクしたり、キラキラしたりするのだから。
まわりはびっくりしたり、心配したりしちゃうかもしれないけど。
それはそれで、面白がるしかないでしょう!と腹をくくろうと思った。
もしかしたら、子どもたちだけじゃなく、私もまだまだ冒険したいのかもしれない。いっそのこと、自分が冒険してたらいいのかもしれない。
あ、またそうやって、すぐ自分が飛び出そうとしてしまう。反省。でも、また何か、自分の中のワクワクを見つけてしまった感じがする。