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感情を感じきるワーク:実践②

※感じたままに書き出している部分があります。読んで嫌な気持ちになるかもしれません。

感情を体で感じきるワークを実際にやってみて、怒ったりしてるうちに、自分の記憶の中のいろんなエピソードが思い浮かんできて、すごく面白かったので、もう少しやってみた。


怒りを外に出す

今度は、腹が立つ相手のことを思い出すことから始めてみようと思って。

最近思い出していた昔の上司のことにしようと思った。ちょうど腹が立っていた。

似たようなことが過去に2回あったので、2人の顔がチラつく。でも、一番腹が立ってるのは、20代の頃の職場の上司だ。

「人から聞いた噂を根拠に接してくんなや、ゴルァー!」で始める。2回目だからか、大胆に怒れる。

また鬼の形相で怒る。声は出さない。うわぁーっと大きく口を開けて、口から空気は出すけれど。

めっちゃ怒ってみる。うんどりゃー!おんどりゃー!な感じ。頭も揺らしてみたり。手足もジタバタしてみてもいいんだけど、手にこぶしを握り締めて、うおーっと怒る。

「直接、話しに来いやー!自分の目で確かめろやー!他人から聞いた話を真に受けんなやー!」

目標5分ぐらいで怒り続ける。でも怒り続けるのは疲れる。途中で、大きく開けた口から、あくびが飛び出す。

というか、わりとすぐに怒るネタがなくなってしまう感じ。そして、すんとなるというか、ふっとスイッチが切り替わる。

「自分がコミュニケーション取りに行ってないもんなぁ、自分が心を開いて接しに行ってたら、違うかったんやろか」

なんか悲しくなってくる。

悲しかった幼少の記憶

悲しくなったので、また、自分の中のお母さん像に想いを向ける。
幼い頃の記憶がよみがえる。

幼稚園の頃、たぶん3歳のとき、幼稚園の部屋の入口で、お母さんにしがみつく私。お母さんと離れたくない。お母さんが「今日はちょっと疲れてて、眠たいんだと思いますー」と先生に言った。無理やり先生に渡される。お母さんから離れたくない。

お母さんに抱っこされてたら、安心やもんなー。ふわっと温かくて、心もほっこりする。ずっと抱っこしててほしかったんやな。

抱っこされてる安心感と温もりを、体の感覚で思い出す。

でも、「疲れてる」「眠たい」っていうのは、何か違うんだよな、と思う。それは違う!と感じたのを覚えている。「嫌やんなぁ」「離れたくないやんなぁ」って言い表してほしかったのかも。

感覚を思考で置き換えられる感じが嫌だったのかな。もっと感情を言い表してほしかった。もっと感情と言葉が、しっかりつながったらよかったのに。

話を聞いてほしい気持ちと体感

今度は自分と自分の子どものことに想いを馳せる。

今日も長女がいろいろ話しかけてくるのに、共感できなかった。やっぱり、そこに嫉妬があるな。なんか、私、長女に嫉妬してしまう。

私、子どもの頃に自分の話を聞いて欲しかった。

小学生の頃、新聞を読んでる母に話しかけて、「聞いてないな、こりゃ」と思った記憶がよみがえる。中高生の頃、車の助手席に座っていて、運転する母に話を聞いてもらうシーンも思い浮かぶ。でも、思ったのと違う反応でイラっとしたのを思い出す。

お腹の真ん中あたりがギューッとする。そこに大きな石があるみたいな感じ。そのギューッとしてる感じを味わう。

しばらくじーっと感じ続ける。すると、ふーっとやわらぐ瞬間がやっぱり来る。体の力が抜ける。

軽くなったらしい

何かが軽くなったので、最初に思い浮かべた上司たちの顔をもう一度思い浮かべてみる。でも、あんまりうまく出てこない。

何か解消されたのか、よくわからない。でも、もう腹は立っていないようだ。なんか、まぁ、別にどうでもいいか、というような気持ちになっている。

やさしい気持ちに包まれることもなく、一回目ほどはっきりとは分からなかったけど。とりあえず、またいろんなエピソードが思い起こされては消えていった。

最初の怒ってた内容と全然関係ないように思えるエピソードが思い浮かぶのに、最終的に当初の怒りは抜けてしまってる。

後日談

そういえばここ数日、今の職場で上司に対して、少し自分の気持ちがやわらいでいる気がする。4月に異動してきた新しい上司に、変な緊張感を持っていたのだけれど。

上司本人がいい人なのはわかっているのに、なんか身構えてしまって。何かが怖いように感じていた。「こいつ使えない」とか「こいつ意味わからん」みたいに思われるのが怖い。

実際は別にそんなこと思ってないし、むしろわりと便利に思ってくれてる感じなのに。頭ではわかってるのに、私の心に変な怖さが染みついていた。

でも、その怖さが消えている気がする。もっと気軽に上司に声をかけられている気がする。

これは、面白い。
もっともっとやってみて、実証実験してみたい。

私はまだ思考を使いすぎているかもしれないな、と思う。もっと感じるだけでいいのかもしれない。

でも、頭に浮かんできたエピソードをいろいろ検証するのも面白いので、ひきつづき自己流でというか、やりたいようにやってみたいと思う。

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