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ayakonishihara
やさしい世界と言い切る
やっと元気になったと思ったら、また何かしら、心を揺らす出来事が起きる。
きっと揺り戻しなんだろう、と思うことにしている。
小学校に参観に行ったら、いろんな人に会う。ちょっと挨拶するだけなんだけど。
すごくやさしい声をかけてくれる人がいたり。
はたまた、その人自身、すごく厳しい世界で戦ってるんだろうと思わせる人がいたり。
厳しい人の世界観を垣間見て、私の心はギュッと締め付けられる。
どうせなら、私はやさしい世界に住んでいたい。
「やさしい世界に住んでいる」と自分でそう決めよう、と思う。
*
あぁ、本当に揺り戻しだ。今、私は試されてる。
人と話して、また、自分の生ぬるさを突き付けられるような気持ちになる。
厳しい世界で、こんな生ぬるいことをしていたら、ダメだ!という圧を感じてしまう。
でも、子どもとの経験を通じて、「いや、私は生ぬるくてもいい」を貫きとおそうとしているのだと思う。
そこはやさしい世界だと思ったら、本当に「やさしいしかない世界」になる。
よし。そう言い切ってしまおう。