
家族と相談できる相手と
小学校に個人面談に行った。
小1の次女が通級指導を受けてるのだけど、2年生から特別支援学級に移動することをおすすめされた。
次女には、自分のペースで学習できる支援級がいいだろうなと思う。
でも、気持ちがまだ追いつかない。心が揺れる。
末っ子を保育園に迎えに行ったときに、園長先生に少し話を聞いてもらって、だいぶ落ち着いた。
家族に相談するよりも先に、園長先生に相談したな、私、と思いつつ。
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家では、夫にちらっと、支援級の話が出たことを伝えた。キッチンで立ち話程度に。子どもたちもいる状況で、ゆっくり話すことはできなかった。
夫に説明するにも、もう少し情報が欲しい。
支援級がどんなところなのか、小6の長女に聞いてみる。
お風呂で二人きりになったときに、聞いてみた。
人によって違うけど、国語と算数はだいたい、支援級に行く感じ。
支援級の先生、めっちゃ優しいんよな。長女の好きな先生も支援級の担任やわ。
何年かして、支援級から通級に変わる子もいたで。(通級は、通常学級に所属して支援級に通うけど、移動すると特別支援学級の所属になって、逆に通常学級に通うことになると、後で知った。)
次女は支援級がいいかもな。次女に合わせて授業してくれるもん。
高学年になったら、差別じゃないねんけど、「支援級の人」みたいな下に見られる感じは出てくるかもしれへんけど。それでも、後で困るより、早く入った方がいいと思う。(現実的な意見に、ちょっとウッてなった。)
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長女は、リアルな情報を提供してくれた上に、その後、次女に支援級の説明をしてくれたらしい。しかも長女の説明は上手かったらしい。
翌日、次女に支援級への移動のことを話したら、目を輝かせて「行きたい!」と言っていた。
みんなと一緒のペースで勉強しなくてもいいんやんな!って。
時計が難しすぎて無理やねん。って、元気よく言っていた。
面談のときにも先生と話していたのだけれど、数字の概念が難しいらしい。本人も、時計の分の読み方が、全然わからない、と言っていた。5のまとまりで増えるし、書いてある数字と、それが表す数字が違うし。
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夫にも改めて、2人で話せる状態で、支援級のことを話した。
そしたら、夫自身が、オルタナティブ・スクールというか、地域の公立小学校ではない、特殊な小学校に通ってたこともあって。子どもの自分のペースで勉強できる方がいいに決まってるやろ、ぐらいの勢いだった。安心した。
夫自身も、発達のペースが人と違ったかもしれない。
ま、私もだな。
心配が全くないわけではないけれど、家族内でも一致して、次女のペースで勉強できる特別支援学級への進級がよい、となりました。
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他にも、職場の人に相談したり、次女の保育園時代のママ友に相談したり。
何回も自分の気持ちを言葉にした。
話すたび、涙が出てくるのだけれど、話すたび、あふれる涙の量は減っていった。
それぞれ自分の体験を話してくれて。
ついつい狭くなりがちな視野を広げてくれる。
なんか、すごく心強かった。
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相談できる相手って、すごく限られているのに、なぜか相談できる相手と偶然、会えることが重なった。
職場から帰るのに、ちょっと疲れてしまって、建物内のベンチでぼーっとしてたら、通りがかって声をかけてくれたり。
いつもより保育園のお迎えが遅くなったら、たまたま、いつもより早く迎えにきたそのママがいて、ちょっと話せたり。
結局、子どもがご機嫌で、母もご機嫌で。楽しく過ごしてるうちに、好きなものが見つかって。ある程度、自分で生活できて、って。
そういうことを大切にしたいなぁ、と思った。
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悩んでること、困ってること、心の傷の部分を、言葉にしようと思える相手がいるって、本当にありがたいことだなぁと思った。
自分の言葉を受け止めてくれて、笑顔で見守ってくれる。
そして、またねーと言い合える。
なんか、そういうのが、本当にありがたかったなぁと思ってる。