波動と宇宙からのメッセージ
何やら波動というものが、大事らしいと知った。
今まで存在していると思っていたものが、ただ脳がそう認識しているだけで、本当は存在しないかもしれない。
そのすべてが「無い」ところに「自分」が世界を創り出し、そこに私は生きているらしい。
そして、その世界では、すべてが波動であるらしい。「自分」のまわりだけが粒子となって形作られる。見えないところは、波動として可能性だけが存在する。
波動の法則
さて、その波動について、もっと知りたい!と思ったところで出会ったのが「波動の法則」という本。
この本が面白いのは、建築家の著者が、いっさい参考文献を挙げずに、すべて宇宙からのメッセージを元にして書いているところ。
原子核を構成する中性子と陽子が、それぞれ「意識」と「意志」であり、また「感情」と「愛」であり、そこに電子が加わって物質化されて原子となっている。
原子核の集合体(つまり、物質化していないもの)が魂というものに近い「本質」とのこと。
今生きている「私」の「本質」は地球文化の中で何かを学ぶことで、波動が上がっていくらしい。
直感やひらめきといったものが、宇宙から受け取るメッセージに近いように思った。
90年代に書かれたこの本では、量子論に傾くのは間違った方向性のように書いてあったのが印象的。
自分ががんじがらめに縛られていたものは、現代の地球文化のルールだ、という宇宙目線で見ると、本当に縛られる必要があるのだろうか、と何か根底にあるものが覆される感じがした。
宇宙からメッセージを受け取るには、宇宙に質問を投げかけておき、それがふっと直感や閃きのように心に現れるらしい。瞑想状態や何も考えない状態に何かが降りてくる。波動が高くなると、何か活動していてもすぐにメッセージを受け取れるようだ。
この本も何回か読み直してみて、自分の「本質」は今、地球に生きている「私」とは別にいるというか、「私」を含んだ「本質」があるのだなと思った。
宇宙に質問を投げかける
じゃあ私の「本質」は何を求めているのだろう?
私が誰かのためにできることは何だろう?
この疑問を宇宙に投げかけてみた。
まずは、「私が誰かのために何かするには、何をしたらいいか」を投げかけてみた。そしたら、そのときは特に何も得られなかったけど、後でトイレでボーっとしているときに、「まずは自分の家の(特に子供部屋の)片づけをする」というのが、心に現れた。
これが本当に宇宙からのメッセージなのかは置いておくにしても、ふと、心に現れたことが面白かった。そして、質問の答えになっていないというか、自分が思っていたのと違ったころが、ちょっと笑えた。「誰かのため」の「誰か」を全然知らない人とか他人と思って投げかけたのに、まずは家族からということですか、と。
しばらく経って、今度は「私の本質は何を求めているのか」を投げかけてみた。一回目はこの質問を言葉として投げかけたけど、得られるものはなかった。本の中で、「プログラムして発振した」と言っていたので、次は、もう少し心で何を聞きたいのか明確にイメージして、宇宙に投げてみた。そして、いつかは返ってくるだろうと思ってそっとしておいた。
そしたら、翌朝目が覚めるときに、イメージが広がって、自分の「本質」かなと思うものの影を見た。赤い鳥のような、でももっとアイコン的な、プジョーのマークっぽい印象だけど鳥だ、と思った。それから、「本質が解放されたがっている」と思った。
これまた、宇宙からのメッセージなのかは置いておいて、そういうイメージが自然と現れたので面白かった。
そういえば、昔から夢をよく見たな、と思い出す。社会に出てから、夢を見て味わうような余裕がなくなったように思う。
十代の頃は、見た夢をベースによく物語を書いていた。また、夢で自由な世界を楽しめるときが来るといいな、と思う。
この2つの質問の後、宇宙へ投げかけるのは、いったんやめている。地球での学びが終わったら、死が近づいてしまうような予感があったので、ちょっとやめとこうという気になった。
また何か問いかけたくなったら、投げかけてみたいと思う。あと、こうなったらいいな、も投げかけいってみたいと思う。心がそうしようと思う時が来たその時に。
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